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Insta360からシリーズ最軽量の8K対応360°カメラ「X4 Air」
2025年10月29日 15:23
Insta360 Japanは、360°カメラ「Insta360 X4 Air」を10月29日(水)に発売した。重量165gの軽量設計ながら8K映像撮影に対応し、同社のXシリーズとしては最軽量モデルとなる。標準版の価格は5万6,900円。カラーはグラファイトブラックと、アークティックホワイトを用意。
Insta360のXシリーズは現在、フラッグシップモデル「X5」、従来モデル「X4」、そして今回発表された「X4 Air」の3機種体制。X4 Airは「X5が最高画質を求めるクリエイター向けのフラッグシップモデルである一方、その優れた機能を多数引き継ぎ、コンパクトで旅に最適なデザインに仕上げた」製品として位置づけられている。
X4 Airは、デュアル1/1.8型のイメージセンサーを搭載し、従来モデル「X4」と比べてピクセル面積を134%拡大した。8K解像度で最大30fpsでの撮影が可能。なお、上位モデルのX5は1/1.28型センサーを採用している。
新機能として「アダプティブトーン」を搭載。これは2つのレンズからの光を個別に解析し、360°全体で明暗バランスと色を最適化する機能で、白飛びや黒つぶれを防ぐ。また「アクティブHDR」との連動により、明暗差の大きなシーンでもリアルタイムでダイナミックレンジを拡張した。
ユーザーが交換可能な交換式レンズを採用。超硬質の光学コーティングにより、従来モデル比で耐落下性能を2倍に高めた。水深15mまでの防水性能も備える。
自撮り棒をひねるだけで録画を開始・停止できるツイスト撮影機能や、手の合図でのジェスチャー操作、音声コマンドによるハンズフリー操作に対応。
編集機能では、AI技術を活用した自動編集機能「FlashCut」や「AIフレーム」により、撮影した360°映像から自動的にハイライトを検出し、トランジションや音楽を適用して動画を作成する仕組みだ。
Apple、Garmin、HUAWEIなどのデバイスとの連携が可能。位置情報や動きのデータを映像に同期できる。
114cmの見えない自撮り棒、レンズキャップ、予備バッテリーが含まれるスターターキット(6万2,900円)なども用意している。
主な仕様
- イメージセンサーサイズ:1/1.8インチ
- レンズ口径:F1.95
- 焦点距離:6.4mm
- 動画コーデック:H.264、H.265
- 最大動画ビットレート:180Mbps
- 写真画素数:約29MP(7,680×3,840)
- ISO感度:100–3200
- 最高シャッター速度:1/8,000秒
- ホワイトバランス:2,000K - 10,000K
- メモリーカード:microSDカード(UHS-I対応)
- バッテリー:2,010mAh
- 外形寸法:46×113.8×37mm
- 重量:165g





