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口径比F2.8、頑強な設計の反射式鏡筒
2025年4月30日 10:49
株式会社サイトロンジャパンは、反射望遠式を採用したSHARPSTAR「13028HNT-AL鏡筒」「15028HNT-AL鏡筒」を4月25日(金)に発売した。
主鏡に双曲面鏡(ハイパーボライド)を使用した口径比F2.8の明るい反射望遠鏡。口径別に130mmと150mmを用意する。
温度変化によるピントのズレや、鏡の歪みなどが発生しにくいPZ33ボロシリケイトガラスを採用する。また、反射率97%の誘電体コートが施されており、光量損失を最小限に抑えられるという。
光軸調整時に取り外し可能な専用補正レンズを、ドローチューブに組み込んでいる。
M48マウント経由でカメラに装着する。バックフォーカスは55mm。35mmフルサイズのイメージサークルに対応する。
主鏡の対物側に設けた金属製リングにより、明るい星の周りに生じるハロの割れを抑制し、きれいな星像が得られるという。
斜鏡を支える足(スパイダー)は、トップリングとの一体型形状。これにより、運搬中や撮影中の光軸のズレを最小限に抑えた。
耐荷重量3kgのラックアンドピニオン式デュアルスピードフォーカサーを搭載する。フォーカサーは、サードパーティー製の電動フォーカサーの取り付けに対応している。
13028HNT-AL
- 口径:130mm
- 焦点距離:364mm
- 口径比:F2.8
- 主鏡:双曲面(ハイパーボライド) PZ33ボロシリケイトガラス
- 斜鏡短径:65mm
- 補正レンズ:2群2枚(うち1枚にEDレンズ使用)
- イメージサークル:44mm
- バックフォーカス:55mm
- ドブテイルバー:45×290mm
- 全長:約400mm
- 鏡筒外径:174mm
- 質量:約4.8kg(バンド・プレート込み)
- 価格:33万円前後