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APS-Cセンサーに対応する小型軽量な“500mm F5.5”屈折望遠鏡
2023年2月23日 07:00
株式会社サイトロンジャパンは、APS-Cサイズセンサーのイメージサークルに対応した屈折望遠鏡「SHARPSTAR Z4」を2月22日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込39万円前後。アダプターを利用してカメラに装着できる。
口径100mm、焦点距離550mm、口径比F5.5の6枚玉屈折望遠鏡。6枚のレンズのうち、2枚にEDガラスを使用し、写真撮影に最適な収差補正を実現した天体望遠鏡になるという。
付属の4ピースカメラアダプターには、3種類の接続径(M68×P1、M54×P0.75、M48×P0.75)に対応。それぞれ対応する接眼レンズマウントアダプターを用意することで、各種カメラでの利用を可能としている。加えて、M48アダプターの内部には、M48フィルターが内蔵可能。
また、鏡筒質量は約4.3kg(バンドとプレートを装備しても5.6kg)と、同クラスの鏡筒と比べて比較的軽量なのも特徴。伸縮式フードを採用し、収納時の全長は約482mmとなる。
イメージサークルは36mmを確保しており、APS-Cサイズまでの撮像素子に対応。最小スポット半径は、光軸上で約3μmとなり、極めてシャープな写りだという。
ラックアンドピニオンフォーカサーには、減速装置を標準で装備。ドローチューブには目盛を備え、素早いピント合わせをサポートする。なお、ドローチューブ後端には、360度の回転装置を備えており、ピント合わせ後でも容易に構図の回転が可能。
鏡筒ハンドルは、幅34mmのファインダー用のアリミゾも兼ねており、アルカスイス規格と互換性のあるレールとしても利用できる。
ドブテイルバーは、バランス調整のしやすい300mmのロングタイプを採用。
持ち運びや保管に便利なハードケースを付属する。
主な仕様
有効径:100mm
焦点距離:550mm
口径比:F5.5
筒外焦点位置:鏡筒後端から約123mm/M48アダプター後端から約77mm
レンズ構成:エアスペース6枚構成(EDレンズ2枚含む)
イメージサークル:36mm(APS-Cセンサーまで対応)
フォーカサー:ラックアンドピニオン式(減速装置付き)
全長:480mm(フード収納時)/560mm(フード伸長時)キャップ除く
鏡筒本体直径:約112mm
フード直径:約125mm
質量:5.6kg(バンド、アダプター、ドブテイルバー込み)
付属品:4ピースアダプター、鏡筒バンド、鏡筒ハンドル、ドブテイルバー(底幅約44mm)、ハードキャリーケース