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α7CR/α7C IIのVer. 2.00が公開。被写体認識「オート」で認識対象の限定が可能に

動画時の「ダイナミックアクティブ」「フレーミング補正」も追加

ソニーは4月22日(火)、ミラーレスカメラ「α7CR」および「α7C II」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はいずれもVer. 2.00。更新内容も共通。

被写体認識の「オート」で、“カメラに自動で認識させたくない被写体”を設定できるようになった。設定画面から「人物」「動物」など任意の被写体のチェックマークを外すことで利用可能。チェックマークがついている被写体の中から、オートで認識するようになる。

このほか、手ブレ補正「ダイナミックアクティブ」や、構図の調整機能「フレーミング補正」など動画撮影に関する機能追加も盛り込まれている。

撮影・再生機能の追加内容は以下の通り。

  • 被写体認識の「オート」で選択できる被写体を選択/限定できるようになった。
  • 動画撮影時に活用できる「フレーミング補正」が追加された。トラッキングしている被写体が、画面内で同じ位置にとどまるよう自動で構図の補正を行う。
  • 歩きながらの動画撮影時などに有用となる手ブレ補正機能「ダイナミックアクティブ」が追加。
  • 撮影中または撮影後の動画クリップに、OK/NG/KEEPの3種類のフラグを付けられるようになった。
  • 撮影後にショットマークの付いた動画フレームから静止画の作成する機能が追加された。
  • ユーザーLUT使用時の画質が向上した。
  • ブライトモニタリング中に「ピント拡大」「MF時自動ピント拡大」が使えるようになった。
  • 「レーティング」などの複数の条件を使って再生する画像を絞り込むことができるようになった。
  • 「グリッドラインの種類」に「黄金分割」を追加した。
  • 任意のカスタム・グリッドラインを表示できるようになった。利用するには有償のライセンスをインストールする必要がある。
  • 1つのフォルダー番号に記録できる画像が最大9,999枚になった。
  • 複数のIPTC Presetの登録/切替に対応した。

このほかFTP転送やネットワーク機能、スマートフォンやタブレットへの転送機能の向上が含まれている。

またピクセルマッピングが実行されるとカメラの動作が不安定になる場合がある事象を改善。動作安定性も改善している。

本誌:宮本義朗