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LAOWA、超広角や中望遠マクロなどシネレンズ5モデル。マイクロフォーサーズ/スーパー35フォーマット用

LAOWA 6mm T2.1 Zero-D MFT Cine

株式会社サイトロンジャパンは、LAOWAブランドのシネレンズ5モデルを5月13日に発売する。対応マウントは製品により、マイクロフォーサーズ、キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX用をラインナップしている。

LAOWA 6mm T2.1 Zero-D MFT Cine

マイクロフォーサーズ用の超広角レンズ。約122度の画角を持ち、マイクロフォーサーズ用の非魚眼レンズでは世界最広角としている(2022年2月現在。Venus Optics調べ)。

超広角ながら歪曲を抑えたZero-D(ゼロ・ディストーション)仕様としている。全長53mm・重量180gの小型・軽量設計としており、ドローンへの搭載も想定する。

サンプル画像(同社提供)

仕様

焦点距離:6mm(T値範囲:T2.1-16対応)
フォーマット:マイクロフォーサーズ
画角:121.9度
イメージサークル:21.6mm
レンズ構成:3群13枚
絞り羽根枚数:7枚
最短撮影距離:9cm
最大撮影倍率:0.18倍
フィルター径:58mm
外形寸法:61×53mm
重量:約180g(フロントキャップ、リアキャップ含まず)
対応マウント:マイクロフォーサーズ
店頭予想価格:税込12万5,000円前後

LAOWA 7.5mm T2.9 Zero-D S35 Cine

「Super 35mm」フォーマット対応の超広角レンズ。123度の画角を有する。歪曲を抑えたZero-D仕様。

EDレンズ2枚と非球面レンズ2枚を採用したレンズ構成により、色収差を最小限に抑制したという。

サンプル画像(同社提供)

仕様

焦点距離:7.5mm(T値範囲:T2.9-22)
対応フォーマット:スーパー35
画角:123度
イメージサークル:29mm
レンズ構成:10群16枚
絞り羽根枚数:7枚
最短撮影距離:25cm
最大撮影倍率:0.05倍
フィルター径:77mm
外形寸法:80×80.7mm(サイズと重量はマウントにより異なる。以下同)
重量:約610g(フロントキャップ、リアキャップ含まず)
対応マウント:キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX
店頭予想価格:税込12万5,000円前後

LAOWA 10mm T2.1 Zero-D MFT Cine

最短撮影距離12cm・画角96度の超広角レンズ。マイクロフォーサーズマウントに対応する。小型・軽量でドローンへの搭載も考慮している。

また、歪曲を抑えたZero-D仕様かつ、T値2.1の明るいレンズとなっている。

サンプル画像(同社提供)

仕様

焦点距離:10mm(T値範囲:T2.1-22対応)
フォーマット:マイクロフォーサーズ
画角:96度
イメージサークル:21.6mm
レンズ構成:7群11枚
絞り羽根枚数:5枚
最短撮影距離:12cm
最大撮影倍率:0.15倍
フィルター径:49mm
外形寸法:56×47mm
重量:約150g(フロントキャップ、リアキャップ含まず)
対応マウント:マイクロフォーサーズ
店頭予想価格:税込9万7,000円前後

LAOWA 17mm T1.9 MFT Cine

小型・軽量設計でドローンへの搭載を意識したマイクロフォーサーズ用広角レンズ。最短撮影距離が15cmと短い点を特徴としている。

サンプル画像(同社提供)

仕様

焦点距離:17mm(T値範囲:T1.9-22対応)
フォーマット:マイクロフォーサーズ
画角:65度
イメージサークル:21.6mm
レンズ構成:7群9枚
絞り羽根枚数:7枚
最短撮影距離:15cm
最大撮影倍率:0.2倍
フィルター径:49mm
外形寸法:56×53mm
重量:約175g(フロントキャップ、リアキャップ含まず)
対応マウント:マイクロフォーサーズ
店頭予想価格:税込7万円前後

LAOWA 50mm T2.9 Macro APO MFT Cine

マイクロフォーサーズ用のマクロレンズ。最大撮影倍率は2倍。中望遠レンズとして、ポートレート撮影にも活用可能としている。最短撮影距離は13.5cm。

サンプル画像(同社提供)

仕様

焦点距離:50mm(T値範囲:T2.9-22対応)
フォーマット:マイクロフォーサーズ
画角:24度
イメージサークル:21.6mm
レンズ構成:10群14枚
絞り羽根枚数:7枚
最短撮影距離:13.5cm
最大撮影倍率:2倍
フィルター径:49mm
外形寸法:58×83mm
重量:約289g(フロントキャップ、リアキャップ含む)
対応マウント:マイクロフォーサーズ
店頭予想価格:税込9万7,000円前後

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。