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キヤノン、2026年開催の「第20回アジア競技大会」に協賛

32年ぶりの日本開催

キヤノンは2月27日(木)、2026年9月に名古屋で開催される「第20回アジア競技大会」に協賛すると発表した。同社がこの大会に協賛するのは第18回・19回に続いて3大会連続となる。

アジア競技大会は1951年から約4年ごとに開催されている国際総合競技大会で、“アジア版オリンピック”とも称されている。日本での開催は32年ぶり3回目。45の国と地域から約1万人以上の選手が参加し、41競技を行う予定という。

大会期間中、同社のカメラサービスセンターを会場内に設置。各国・地域から参加するプロユーザーが決定的瞬間を逃さないよう、その業務を止めない「ゼロ・ダウンタイム」を提供する。前回大会では、貸出し用のカメラや交換レンズを数百台用意したほか、約1,200人のプロユーザーへのサービスを行ったという。

また、3D映像技術を活用した、臨場感あふれる映像体験も用意する考えだ。

CP+2025で調印式を開催

CP+2025の初日となる2月27日(木)には、同社ブースで「アジア大会協賛調印式」が行われた。

調印式の様子。左がアジア・オリンピック評議会 事務総長のフセイン・アル・ムサラム氏。右がキヤノン株式会社 副社長執行役員 イメージンググループ管掌の戸倉剛氏

出席した同社副社長執行役員イメージンググループ管掌の戸倉剛氏は、2024年11月に発売したフラッグシップミラーレスカメラのEOS R1に触れ、「このEOS R1がアスリートたちの最高の瞬間を数多く記録し、世界中に発信されることになります」と意気込みを語った。

戸倉剛氏

調印式には空手家の清水希容氏もゲストで出演。昨年5月に競技を引退した同氏が、アジア競技大会を3連覇した際の写真を見ながら「映像や写真の1つ1つに思いが詰まっているので、それを見返したときに試合のことを鮮明に思い出せます」と当時の心境を振り返る場面もあった。

演武を披露する清水希容氏
アジア大会3連覇を達成したときの写真を見ながらトークを展開
戸倉氏は、選手たちが生み出す最高かつ美しい瞬間を逃さないために、EOS R1ではその性能だけでなく信頼性も重要視したと言及した
本誌:宮本義朗