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AIレタッチソフト「Evoto」がバージョン3.8にアップデート

背景の引き伸ばしやなで肩の補正など

株式会社Truesight Japanは、フォトレタッチソフト「Evoto」をアップデートし、9月17日(火)に最新バージョンの3.8を公開した。

これまでのアップデートでは、メガネのレンズ部分の反射除去や、口元の歪み補正や白髪を除去する機能などを搭載してきた。

今回のバージョン3.8では、背景に写った不要なものをAIが自動で取り除き、背景を自動で引き伸ばす機能を実装。

また、僧帽筋や胸鎖乳突筋による首元の張りや、なで肩を補正する機能も追加。この他、目や鼻、輪郭などの立体感を強調するスライダーが追加されている。従来のAI体型補正では補正しきれなかった、腹や腕のふくらみの微調整にも対応した。

AIが色味の特徴を把握し、パラメータで色補正を行う「AIカラールック」には、新しい色調として「トーン」を追加。ニューボーンフォトやナチュラルなポートレートにオススメだという。

さらに、テザー撮影時に、PCのクリップボードに保存された内容に通し番号を付与し、写真を保存できる機能が追加されている。

既存機能の強化として、ポートレート写真だけではなく、服やバッグなどの物、猫や犬などの動物など写真に対し、背景の入れ替えおよび、切り抜きに対応。

潤い美肌機能を強化し、より肌質を残した自然な仕上がりを実現。RAW画像のプレビューと書き出しの品質が向上しているという。

「Evoto」は、プリペイドチケット式の従量制写真編集ソフト。無料のお試しとして、5枚のチケットが付与される。なお、チケット1枚(書き出し1回)あたりの価格は、7~10.5円になる。

背景の不要物除去と背景の引き伸ばし
首元の補正・なで肩補正
肌の立体感を強調
より精緻なAI体型補正
AIカラールックに新ルック「トーン」を追加
テザー撮影に新しい写真の命名設定を追加
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。