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Sky-Watcherから口径比F2の天体撮影用鏡筒「HAC125」

株式会社サイトロンジャパンは、Sky Watcherの天体撮影用鏡筒「HAC125」を9月27日(金)に発売する。価格は10万3,125円。

球面主鏡と補正レンズで構成された天体撮影用鏡筒。焦点距離250mm、口径比F2のハイスピードアストログラフ。53mm以下の小型の天体用CMOSカメラによる天体写真撮影に特化している。

F2の明るさからオートガイドシステムを使用せずとも、短時間で淡い天体が撮影できるという。さらに、比較的明るい星雲などの天体であれば、ライブスタックを使用せずに画面に映し出せることから、電視観望での使用にも適しているという。

鏡筒バンドとドブテイルバー(幅狭タイプ:約45mm)を含めた質量は約3.7kg。小型の架台での運用にも対応する。

撮影用のカメラは、補正レンズの中央にあるカメラホルダーにセット。ホルダーに装備したピントリングを回転させて焦点を合わせる。

取り付け可能なカメラは、アメリカンサイズ(31.7mm)ノーズピースを有するもの、かつセンサー位置がノーズピース基部から9.7mm以上あるもの。イメージサークルは約16mm。工具を使わずに光軸調整が可能。

ファインダースコープ用の取り付けマウントは2つ。ファインダーやアクセサリーなどの取り付けに利用できる。

  • 主鏡有効径:125mm
  • 焦点距離:250mm
  • 口径比:f/2
  • 鏡筒質量:約3.7kg(鏡筒バンド、ドブテイルバー含む)
  • 鏡筒長:約360mm(フード、光軸調整ネジ含め)
  • 鏡筒径:約153mm
  • 中央遮蔽:53mm径
  • フォーカスストローク:7.7mm
  • フード長:99mm
  • カメラ接続規格:アメリカンサイズ(31.7mm)スリーブノーズピースを有する天体用CMOSカメラ(センサー位置がノーズピース基部から約9.7mm以上にあるもの)
  • 付属品:鏡筒バンド、ドブテイルバー、同焦点リング
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。