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Sky-Watcherから2倍・4倍のバローレンズ「NOMAD」

レンズ交換式カメラへの取り付けも可能

バローレンズ NOMAD-2

株式会社サイトロンジャパンは、Sky-Watcherブランドの天体望遠鏡アクセサリーとして、バローレンズ(NOMAD)とアイピース(EMERALD)を12月16日(火)に発売する。

バローレンズ(NOMAD)

接眼部とアイピースの間に装着して、倍率を変更するためのアクセサリー。4枚のレンズで構成されたテレセントリック光学系を採用し、光線を光軸に対してほぼ平行に保つ設計で歪みが抑えたという。2倍の「NOMAD-2」と4倍の「NOMAD-4」を用意した。

撮影距離にかかわらず、画像内における対象物の倍率変化が抑えられるのが特徴。これにより、眼視観測と撮影の両方を安定して楽しめる。

光量低下を抑えるため、高屈折率ガラスとフルマルチコーティングを採用。バレル径は50.8mmで、M48規格のフィルターネジを装備する。

接眼側は50.8mm径および31.7mm径のアイピースに対応。固定には、傷がつきにくいコンプレッションリング式を採用した。

M48規格のアダプターが付属し、天体用CMOSカメラが装着可能。カメラ取り付け用のアダプターを用意すれば、レンズ交換式カメラの取り付けにも対応する。

バローレンズ NOMAD-4
  • バレル径:50.8mm(M48)
  • アイピース差し込み対応径:50.8mm、31.7mm
  • レンズ枚数:4枚
  • 最大径:60mm(ネジ除く)
  • 全長:108mm(NOMAD-2)、132mm(NOMAD-4)
  • 質量:327g(NOMAD-2)、417g(NOMAD-4)
  • 付属品:カメラアダプター(M48)
  • 価格:2万2,000円(NOMAD-2)、2万625円(NOMAD-4)

アイピース(EMERALD)

天体望遠鏡の接眼部に取り付ける目視用の接眼レンズ。今回、焦点距離22mmで見かけ視界82°の広視野アイピース「EMERALD 22mm」が発売された。

7枚のレンズ構成と広波長域反射防止コーティングにより、周辺まで収差が少ない高コントラストな視界が得られるという。

バレル径は50.8mmで、M48規格のフィルターが装着可能。アイレリーフは18mmで、眼鏡をかけたままでも観測できる。

EMERALD 22mm
  • 焦点距離:22mm
  • 見かけ視界:82°
  • アイレリーフ:18mm
  • レンズ構成:7枚
  • バレル径:50.8mm(M48)
  • 質量:554g
  • 価格:4万4,825円
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。