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第42回Leitz Photographica Auction、電動モーター付きのライカ250が約1.4億円に

ライカカメラ社は、6月9日・10日に開催された第42回「Leitz Photographica Auction」のレポートを公開した。9日に写真作品、10日にカメラ関連アイテムのオークションが行われた。次回は11月に開催される。

カメラ関連

最高落札価格を記録したのは、「Leica 250 GG Reporter + Leica-Motor MOOEV」の90万ユーロ(手数料込み。以下同)。本稿執筆時点で約1億4,000万円に相当する。

Leica 250 GG Reporter + Leica-Motor MOOEV

10mの長尺フィルムをセットすることで、250コマを撮影できるカメラ。中でも電動モータードライブのMOOEVを組み合わせたのは92台で、航空偵察に用いられたという。多くは空中戦で失われ、現存が確認されているのは16台。1923年製の0型ライカに匹敵する希少性だとしている。

ほかにも開催前に目玉アイテムとされていた「Leica M3 black paint First Batch black dial」は54万ユーロで落札。希少なライカM3ブラックペイントの中でも最も初期の個体で、コマ数計もブラックなのが特徴だという。出荷は1958年(シリアル918465)。

Leica M3 black paint First Batch black dial

「Leica M2 black paint 'Walker Evans'」は、2020年にも同オークションに出品(ボディ番号1031865/レンズ番号1671593)。当時は6万ユーロで落札されたが、今回は7万2,000ユーロで落札された。

Leica M2 black paint 'Walker Evans'

チャリティーアイテムの「Leica M11 'Brass'」は、2021年にある写真愛好家のハリウッドスターのアイデアをもとに2台製作したうちの1台。外装がすべて真鍮製で、使い込んだ風合いが早く出てくるのが特徴だという。6万ユーロで落札され、落札手数料の1万2,000ユーロを加えた全額をオーストリアのチャリティー番組に寄付する。

Leica M11 'Brass'

写真作品

最高落札価格を記録したのは、マッシモ・ヴィターリが撮影した「Cagliari (Red Umbrella)」で、3万3,600ユーロ。

Lot 99 Massimo Vitali Cagliari

そのほか、ハロルド・エジャートン、ラウル・ハウスマン、イモージン・カニンガム、ヘルムート・ニュートン、アンセル・アダムス、ウォーカー・エヴァンスらの作品を含む100点が出品された。

2019年に逝去したテリー・オニールは作品「The Morning After」が7,800ユーロで落札され、翌日のカメラオークションでは自身が所有していたカメラ「Leica MP 'Terry O'Neill'」が出品。オードリー・ヘップバーンの限定プリントとセットで、24万ユーロで落札された。

Lot 96 Terry O'Neill The Morning After
Leica MP 'Terry O'Neill'
本誌:鈴木誠