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グレーペイントのライカM2試作機が36万ユーロで落札
ウィーンのオークションにて ライカM10の試作機も
2020年6月24日 15:10
ライカカメラ社は、6月13日にウィーンで開催した写真関連用品専門のオークション「Leitz Photographica Auction」(ライツ・フォトグラフィカ・オークション)の結果を発表した。同オークションは、旧称のWestLicht Photographica Auction時代から数えて36回目。
特に注目されていたという「Leica M2 Grey Paint Betriebskamera」は、36万ユーロ(約4,320万円。落札手数料含む)で落札。ライツは1960年にドイツ駐留のアメリカ空軍のためにグレーペイントを施したライカM2を20台製造し、現存は10台ほどと言われている。今回の個体はライカM2のベトリーブスカメラ(ここでは試作モデルを指す)のうち、唯一グレーペイントが施されたもの。予想落札価格は40万〜50万ユーロだった。
写真家ウォーカー・エヴァンス氏が所有していた「Leica M2 Black Paint」は、6万ユーロ(約720万円。落札手数料含む)で落札。予想落札価格は4万〜5万ユーロだった。
また、落札金を慈善団体カリタス・ウィーンに寄付する「Leica M10 Prototype P01」は。3万2,000ユーロ(約384万円。落札手数料含まず)で落札。予想落札価格は8,000〜1万ユーロだった。
Copyrights: Leica Camera Classics GmbH