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ニコン Z 9 ファームウェア Ver.4.00が公開。被写体認識で自動連写する「オートキャプチャー」など

露出ディレー機能、MF距離表示、電子シャッター音の追加も

ニコンは6月13日、ミラーレスカメラ「Z 9」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はC:Ver.4.00。

静止画・動画撮影における新機能の追加や、各種操作性、ネットワーク・アプリ関連の向上が行われ、補足説明書も公開されている。

静止画・動画ともに自動撮影が可能になる「オートキャプチャー」モードが追加された。撮影条件を設定することで、被写体を認識した際に自動で連続撮影(自動録画)が行われる機能。プリキャプチャー機能も併用できるため、撮影者が長時間留まれない場所にカメラを設置するなどして活用できるという。

静止画では、「3D-トラッキング」で被写体検出を使用し、かつ被写体を検出できていない場合における、小さく動きの速い被写体に対する捕捉性能を向上した。加えて「プリキャプチャー」機能がキャンセルされるまでの時間を300秒に延長したほか、レリーズ動作の振動で生じる微細なブレを回避する「露出ディレー」機能を新たに搭載した。

動画機能においては、「N-log」撮影時のISO感度をLo 2.0まで拡張。ハイレゾズームでは操作の速度設定を11段階に細分化し、微細な速度調整が可能となった。そのほか、カメラ内で4倍、5倍スロー動画を生成できる「スローモーション動画」機能も追加された。

そのほか、電子シャッター音への新たな音色の追加や、カスタムボタンに割り当てできる機能の拡充、不具合の修正などが含まれる。

本誌:佐藤拓