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ニコン「Z9」のVer.5.20が公開。リモート撮影システム「NX Field」機能への対応など

テザー撮影用ソフトウェア「NX Tether」にも最新版

ニコンは、フルサイズミラーレスカメラ「Z9」の最新ファームウェアを4月15日(火)に公開した。また同日に、テザー撮影用ソフトウェア「NX Tether」の最新版も公開している。

Z9の最新バージョンはVer.5.20。連続撮影を繰り返し行った後に再生ボタンを押すと、まれに全ての再生画像が正常に表示されない不具合を修正した。

またMモードで露出変更後に連続撮影した場合、まれに露出が正しくない場合がある現象も修正している。

カスタムメニューから「半押しAFレンズ駆動」を“しない”に設定して、連動レリーズのリモートカメラとして使用した際に、マスターカメラで半押し操作を行うとリモートカメラがAF駆動するという不具合についても修正が加えられた。

そのほか、同社の法人向けリモート撮影システム「NX Field」機能への対応も含まれた。NX Fieldはデジタルカメラをリモートカメラとして複数台連動させ、遠隔での操作や設定、撮影画像の自動送信を可能にさせるというもの。報道やスポーツの撮影現場に向いたシステムとしている。

NX Tetherは最新版としてVer.2.3.0が公開。最新ミラーレスカメラ「Z5II」への対応や、「Zf」におけるライブビュー機能への対応が盛り込まれた。変更内容は次のとおり。

  • Z5IIに対応
  • ライブビューウィンドウに[ガイド線表示]を追加
  • Zfでライブビュー機能に対応
  • シャッターモードがシャッターアングルの場合、シャッタースピードを「--」と表示するように対応
  • Z9(Ver.5.10以降)/Z8(Ver.2.00以降)/Zf(Ver.2.00以降)においてパワーズーム位置の登録/呼び出し機能に対応
  • ピクセルシフト機能に対応するカメラにZ8(Ver.2.10以降)/Zf(Ver.2.00以降)を追加
  • スローモーション動画機能に対応するカメラにZf(Ver.2.00以降)を追加
  • 被写体検出「鳥」に対応するカメラにZf(Ver.2.00以降)を追加
本誌:宮本義朗