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【CP+2023】新規層向け“カジュアルエリア”も展開するニコン。発売前のZ fcブラックや26mmパンケーキレンズなども体験可能

ニコンブースでは、Zシステムをはじめとする各種ミラーレスカメラやレンズの展示をメインとしながらも、ブース内のエリア分けにより、これまでと違う方向性を示してた。

ざっくり説明すると、「ハイアマチュアエリア」と「カジュアルエリア」(ともに編集部で命名)の2つに分かれた構成をとる。

“ニコンらしさ”をイメージさせる「ハイアマチュアエリア」

新製品の多くは、従来からのニコンブースのイメージをともなう「ハイアマチュアエリア」(編集部で命名。公式でエリア名は決まっていないとのこと)で展示されている。

3月3日発売予定の「NIKKOR Z 26mm f/2.8」や「Z fc ブラックモデル」、3月24日発売予定の「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」を用意。

Z fcのブラックモデルとシルバーモデル
Z fcブラックモデル
NIKKOR Z 26mm f/2.8の組み合わせも体験可能
「NIKKOR Z 26mm f/2.8」片手に収まるサイズ感
「NIKKOR Z 26mm f/2.8」金属マウントを採用

「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」に関しては、ブース中央にある「製品説明コーナー」のほか、「モデル・ダンサー撮影コーナー」でも貸し出しを行っている。メーカーが用意している機材での撮影は可能だが、サンプル製品のためデータの持ち帰りはご遠慮願いたいとのこと。

NIKKOR Z 85mm f/1.2 S
Z 9+NIKKOR Z 85mm f/1.2 Sの組み合わせ

ブースの中央には様々なレンズやボディを試せる「製品説明コーナー」を用意。カメラ本体やレンズに関してはもちろん、ソフトウェアや双眼鏡に関する質問にも回答できるように専門のスタッフが常駐する。

製品説明コーナー

「説明製品コーナー」の向かいには「モデル・ダンサー撮影コーナー」が用意されており、発売前の「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」をはじめとする様々な機材で、静止画と動画の両方の撮影を体験できる。

時間によってモデルとダンサーが入れ替わる
モデル・ダンサー撮影コーナーの貸出機材

動画関連を紹介するコーナーでは「Z 9」が多く用意されていた。8Kをはじめとした高度な制作環境を体験できるようにと、他社のジンバルや外部モニターなどもあわせて紹介されているのも特徴。また、8K動画編集に適した記録媒体やPCの紹介も行われており、こちらも専門のスタッフから話を聞くことができる。

モデル・ダンサー撮影コーナーも動画で参加できる
リモートグリップ「MC-N10」も用意
Z 9とDJI製ジンバルの組み合わせも体験可能
マウスコンピューター製のGTX 4090を搭載したPCも展示。8K動画の編集なども実感できる

高台には超望遠レンズを試せるコーナーを用意。量販店などではあまり試す機会がない高額なレンズを実際に触って撮影ができるのはこういうイベントのよいところ。

超望遠コーナー

新規層に写真の楽しみを提案する「カジュアルエリア」

白を基調にした明るくおしゃれなイメージの「カジュアルエリア」(編集部で命名)。

Webサイト「NICO STOP」の紹介があることからわかる通り、新規層に向けた展示が集められている。

展示されている機材もエントリー向けが中心。被写体もぬいぐるみなどポップなモノが多い。

ニコンダイレクト限定「Z 30 16-50 VR動画撮影キット」

撮影体験ブースにはコミュニケーションロボット「LOVOT(ラボット)」を用意。ロボットとふれあいながら動画や写真を体験することができる。こちらのコーナーもスタッフが常駐しており、不明点などはその場で聞くことができる。

左に写るのが「LOVOT(ラボット)」
Z fcのブラックモデルと一緒に

3月3日より再開するZ fcの「プレミアムエクステリア張り替えサービス」のカラーバリエーションもこちらのブースに全色展示している。自身のファッションと併せて、自身の好みの色を選ぶことができる。現在時点ではニコンダイレクト限定の“クリムゾンレッド”が一番人気だという。

「プレミアムエクステリア張り替え」全色展示
ニコンダイレクト限定「クリムゾンレッド」
本誌:佐藤拓