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ニコン、1.4倍テレコン内蔵の超望遠レンズ「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」。受注生産

ニコンは、交換レンズ「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」を11月25日に発売する。受注販売方式で、希望小売価格は税込243万2,100円。

1.4倍のテレコンバーターを内蔵する超望遠単焦点レンズ。1本で2つの超望遠域(600mm F4/840mm F5.6)をカバーする機動力、圧倒的な解像感と美しいボケ味を持つ描写力、長時間撮影でも安心して集中できる機能性を特徴としている。

ボディは主にZ 9との組み合わせを想定し、スポーツや野生動物、航空機、レースなど、動きの速い被写体を撮影するプロ〜ハイアマ向けとしている。別売の1.4倍/2倍テレコンバーターも装着可能。

レンズ構成は20群26枚(うち内蔵テレコンバーター4群7枚、EDレンズ3枚、スーパーEDレンズ1枚、蛍石レンズ2枚、SRレンズ2枚)。EDレンズのうち1枚は内蔵テレコンバーターに使われている。ゴーストやフレアの低減効果を持つコーティングとして、メソアモルファスコートとナノクリスタルコートを施している。

手ブレ補正効果は5.0段分(NORMALモード)。Z 9使用時にはシンクロVR(ボディとレンズの協調)で5.5段分になるという。流し撮りや動体追尾に適するSPORTモードも選べる。

最短撮影距離は4.3m。絞り羽根は9枚(円形絞り)。フィルターは46mmの組み込み式。

最大径×全長は約165×437mm。質量は約3,260g。レンズ前方の大口径レンズを薄くしたこと、なるべくレンズを後方に配置して各レンズ径を小さくしたこと、主要なメカ部品にマグネシウム合金とプラスチックモールドを用いたことにより軽量化。一眼レフ用の「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」に比べて約550g軽くなったという。

フード装着例
本誌:鈴木誠