ニュース

サムヤン、フルサイズEマウント対応の「AF 50mm F1.4 FE II」。9.6万円

光学系を刷新。小型軽量化と動画対応

株式会社ケンコー・トキナーはSAMYANGのソニーEマウント用AFレンズ「SAMYANG AF 50mm F1.4 FE II」を12月24日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格(税込)は9万6,580円前後。

2016年12月に発売された「AF50mm F1.4 FE」のII型。前モデル同様35mm判フルサイズフォーマットに対応している。本リニューアル版では光学設計のほか小型軽量化や動画撮影への対応、フォーカスホールドボタンやカスタムスイッチを装備するなど、全面的にリニューアルされた内容となっている。

レンズ構成は8群11枚。このうち特殊レンズとして超精密非球面レンズ(U-ASP)を2枚、高屈折レンズ(HR)を3枚、超低分散ガラス(ED)を1枚が用いられており、画面の四隅まで優れた性能を発揮できるとしている。また超精密非球面レンズによるなめらかなボケも特徴となっているという。なお、前モデルのレンズ構成は非球面レンズ3枚を含む8群9枚だった。

絞り羽根は9枚。円形絞りを採用しているという。最短撮影距離は0.4m、最大撮影倍率は0.16倍。最大径×全長は80.1×88.9mm。重量は約420g。

AF駆動はSTM(サムヤン独自のリニアSTM)が用いられており、フォーカスブリージングの抑制に加えて静粛な動作を実現したとしている。

ちなみに前モデルの各スペックは最短撮影距離が0.45mで最大撮影倍率は0.15倍。絞り羽根枚数は9枚、フィルター径は67mm、最大径×全長は73.5×97.7mm、重量は約585gとなっていた。

このほかリニューアル版ではマウント面を含めた6カ所にシーリング加工が施されているほか、ピントリングに新しいマイクロパターンを採用。鏡筒カラーもマットブラックに変更しているという。フォーカスホールドボタンおよびカスタムスイッチを備えることで、瞳AFなどの機能割り当てに対応する。

本誌:宮澤孝周