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写真の季節や時間帯を操る新機能「風景ミキサー」とは。デスクトップ版Photoshopに搭載
2021年10月27日 17:32
アドビのクリエイター向けイベント「Adobe MAX 2021」が10月27日に始まった。10月28日の2日間にわたり、PhotoshopやLightroomなどの各種アプリケーションの活用やテクノロジーに注力した内容が配信される。ここではVer.23.0にバージョンアップしたデスクトップ版Photoshopの強化ポイントをお伝えしていきたい。
バージョンアップのポイント
メジャーアップデートされたPhotoshop。主だった更新内容を整理すると以下のようになる。
・オブジェクト選択ツールの強化
・ニューラルフィルターの強化
・Illustratorデータとの連携強化
オブジェクト選択ツールの強化
オブジェクト選択ツールは、画像内の選択したいオブジェクトをエリアとして指定すると自動で対象となるオブジェクトが識別されて自動的に選択範囲を作成してくれるツール。
今回のバージョンアップでは新たに「オブジェクトファインダー」機能が盛り込まれ、画像内の類似したイメージを自動で認識し、複数オブジェクトの選択指定がよりスピーディーに行えるようになった。
また同ツールおよび機能で選択したオブジェクトは、レイヤーメニューから「すべてのオブジェクトをマスク」を指定することで個別レイヤーにすることも可能。生産性を大きく向上させることができる機能強化ポイントだとしている。
このオブジェクト選択ツールと次項のニューラルフィルターの強化では、AI技術を活用したAdobe Sensei技術が用いられており、現状で検出に対応していないオブジェクトに関しては今後も機械学習モデルの改良により対応の幅をひろげていくと案内している。
ニューラルフィルターの強化
2020年にベータ版として実装されたニューラルフィルターが強化され、表現の幅がひろがった。画家のタッチを模した効果「アーティストスタイル」から北斎やゴッホなどのタッチを選ぶことができる。