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ソニー・ヨーロッパ、イギリス・アイルランド最大の通信社PAグループにフルサイズαシリーズを提供。α9 IIやサポートの活躍が背景に
2021年8月25日 07:00
ソニー・ヨーロッパは8月19日(現地時間)、PAメディアグループ(旧PA通信)のフォトグラファーとビデオジャーナリスト向けに、撮影機材を納入するパートナーシップ契約を締結したと発表した。
PAメディアグループは、世界的なスポーツ大会を含む様々なイベントや公式行事などのニュースを発信している通信社。その規模はイギリスおよびアイルランドで最大だという。
本契約では同グループに所属する90名以上のフォトグラファーおよびビデオグラファーに対して、35mm判フルサイズミラーレスカメラαシリーズと、同じく35mm判フルサイズセンサーを搭載するシネマラインカメラ「FX3」をはじめ、FE 24-70mm F2.8 GMやFE 70-200mm F2.8 GM OSS、FE 135mm F1.8 GM、FE 400mm F2.8 GM OSSなどの各種Eマウント用レンズが納入される。
PAメディアグループのマーティン・キーン氏は同一メーカーのカメラを静止画および動画の撮影に導入することでワークフローの効率化を図ることができるとコメント。カラーバランス調整も容易に行うことができるようになるとして、「大きな投資で、またチーム全体が同じ機材を使用することは稀にみることだが、顧客に対して明確に高い品質の写真・映像を提供できる」と、同社機材導入への期待を語っている。
また、最近ではα9 IIのサイレント撮影を活用して公式行事の撮影が行われたとして、そのリモート撮影・制御機能が効率的なニュース配信に活用していけるだろうとの期待も語られている。
このほか、本契約ではソニーのサポートも評価に含まれているとして、ソニー・ヨーロッパの馬場庸夫氏は「本パートナーシップと継続的な関係性は、我々のカメラシステムの発展だけでなく、プロのフォトグラファーやビデオジャーナリストに対しても、これまでにない撮影や配信方法を提供できるものだ」とコメントしている。
提供機材はソニーのUKプロサポートチームによるセットアップが完了次第、順次各フォトグラファー・ビデオグラファーに渡される予定となっている。