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エーディテクノ、光ファイバーを採用したスリムタイプのHDMIケーブル。長距離かつ安定したデータ伝送に

株式会社エーディテクノは、光ファイバーケーブルを採用したスリムタイプのHDMIケーブル「AHS-xxxM」シリーズを7月7日に発売する。ラインアップは長さ別に10m、15m、20m、30mの4種類。希望小売価格は税込1万8,040〜3万5,200円。

ガラス光ファイバーケーブルと銅の信号線を組み合わせたハイブリッド構成のアクティブHDMIケーブル。コネクタ形状は両端ともにタイプA。直径3.8mmの細径ながら、螺旋構造のステンレス鋼とケブラー、TPUによる3層被覆構造により高い強度を確保したとしており、最大2,000N(204kgf)の圧力や、最大800N(81kgf)の引張強度を実現しているという。

光ファイバーには、信号伝送損失が極めて少ないというOM3規格を採用。外部給電を必要とせずに、最大4K UHD 60p(4:4:4 8bit。最大伝送帯域18Gbps)の長距離伝送が可能となっているという。

このほかコネクタ部には亜鉛合金素材を採用。強度面のほか、電磁両立性にも優れるため、外来ノイズの干渉も受けにくくなっているとしている。

同社では、細径による設置自由度の高さや折り曲げ強度(最小許容曲げ半径38mm)、長距離伝送対応などの特性から、ホームシアターやライブイベント、映像制作スタジオ、医療現場、配信現場、FA機器、組込機器、サーバールーム、株主総会など、ケーブル断線等による接続エラーを避けたい場面で活用できる製品だとしている。

本誌:宮澤孝周