ニュース
シグマ、約6,100万画素になったミラーレスカメラ「SIGMA fp L」。税込27.5万円
ハイブリッドAFやUSB給電に対応
2021年3月25日 21:36
シグマは3月25日、35mｍ判フルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp L」を発表した。発売日は4月16日。価格はオープン。店頭予想価格は税込27万5,000円。
“世界最小・最軽量のフルフレーム・ミラーレス”として2019年に登場した「SIGMA fp」に次ぐ、「fpシリーズ」に新たな選択肢を追加する1台として位置づけている。SIGMA fpからコンセプトや外観デザインをそのまま踏襲し、有効約6,100万画素のベイヤーセンサーを搭載した（SIGMA fpは2,460万画素）。
イメージセンサーには、ローパスフィルターが実装された。これについて同社は、長年にわたってFoveonセンサーで培ってきた、高画素ならではの高精細な描写と豊かな色彩表現を踏襲するためであり、膨大な画素数を持つ本機だからこその選択だと説明している。
画素数の多さを活かして「クロップズーム機能」を新たに搭載した。タッチパネル式モニターのピンチイン/アウトによる操作が可能で、STILL/CINEモードのどちらでも使える。最大5倍のズームをした場合でもFHDの解像度で記録できるという。
本機では、コントラストAFだけでなく、像面位相差AFにも対応（SIGMA fpはコントラストAFのみ）。ハイブリッドAFを採用したことで、より高精度・高速なAFを実現するという。
カメラ起動中のUSB給電に対応。Webカメラとして使用した際にも、バッテリー残量を気にすることなく、長時間の使用が可能になった。
新たなカラーモードが搭載された。爽やかなブルーと明るく透明感のある印象の「パウダーブルー」と、画像の配力を印象的な2色のグラデーションに置き換える「デュオトーン」の2種類が新たに追加となり、全15種のカラーモードが使用可能になった。
任意の撮影設定を保存/読込できる機能も新しく追加された。保存した設定はQRコードの画像データとして記録できる。QRコードは、SNSで紹介するなどして、おすすめの撮影設定を他のユーザーと共有するといった新しい楽しみ方も可能になったとしている。
なお、新たなカラーモード2種類と撮影設定の保存/読込機能は、ファームウェアアップデートでSIGMA fpにも提供予定としている。
外形寸法は112.6×69.9×45.3mm（SIGMA fpと共通）。ボディ単体の重量は375g（SIGMA fpは370g）。SIGMA fpと同様に防塵防滴用のシーリングも施している。
なお、SIGMA fpと共通の新アクセサリーとして、外付けの電子ビューファインダー「EVF-11」（税込8万2,500円）が新たに用意された。0.5型・約368万ドット有機ELで、上90度までのチルト機構も備えている。SIGMA fp Lとのキットも用意しており、店頭予想価格は税込33万円。
