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明日オープンの「Peak Design」直営店(東京・銀座)を先行レポート。限定販売のオリジナルアイテムも
2021年3月25日 14:37
銀一株式会社は、同社が日本総代理店をつとめるブランド「Peak Design」の直営店を3月26日にオープンする。同ブランドが本社を構える米国サンフランシスコに次ぐ、世界で2番目の直営店となる。オープン前の店舗を取材する機会を得たので、店内の様子や、同店舗でしか入手できないアイテムの情報をお届けしたい。
店舗を構えるのは、東京都中央区銀座1丁目6-11 土志田ビルヂング1階。JR有楽町駅京橋口から徒歩5分ほどの距離に位置している。また、地下鉄有楽町線の銀座一丁目駅(5・6番出口)からであれば徒歩1分ほどで到着できる立地の良さだ。営業時間は12時~20時(火曜定休・祝日の場合は営業。コロナ禍では18時閉店の予定)。決済はキャッシュレスのみ。
店舗外観は黒を基調としながら、店内の明るく柔らかなナチュラルウッドの雰囲気に自然と視線が誘導されるような印象。Peak Designの製品それぞれが持つスタイリッシュでスマートなイメージがそのままに、外観イメージに表現されているように感じる。
店舗内部へ。製品を“体感”できる場所
早速店内の様子を見ていく。まず目に入ってくるのは、両壁に吊るされた製品群と、中央の大きなスペースに配置されたテーブルだ。内装はサンフランシスコの店舗デザインを踏襲しており、展示されている製品を自由に手に取って、テーブルを使ってその感触を確かめられるようにしている。Peak Designのバッグは、量販店ではガラスケースに入れられていることが多いが、この店舗では直に“体感”することができる。
独自の「アンカーリンクシステム」を特徴としたストラップ製品ゾーン。「スライド」「スライド ライト」「リーシュ」「カフ」の各製品をここで見て比べることができる。同ブランドのコダワリが詰まった、スベスベとした心地よい肌触りは、ぜひ体感してもらいたいポイントだ。
同店舗限定のオリジナルアイテム
ストラップ製品の中でも特に人気の高いという「スライド ライト」をオールブラック仕様にして発売する。ステッチやアンカーに至るまですべてを黒で統一した。
カメラ関連製品以外にもピンズやステッカー、Tシャツなどの限定グッズがラインアップされている。
“居心地の良い場所”を目指して。店作りへのコダワリを聞いた
ウッドを基調とした、明るくてどこかぬくもりを感じられるような店内の雰囲気は、サンフランシスコの直営店と同様のコンセプトで作られた。店長の後藤さんは、来店者にとってこのお店が「居心地の良い場所になってほしい」という想いを込めて、お店作りを進めていったのだと語った。
中央に配置したテーブルや椅子だけでなく、壁側のスツールにも人が座れるようになっている。多くの人にこのお店でゆったりとくつろいでほしい、というのが後藤さんの願いでもある。
今後、店舗でのイベントも企画していく予定だという。店長の後藤さん自身も、バイクやキャンプ、音楽など多くの趣味を持っており、そうしたカメラユーザー以外の人たちが集まれる拠点としても発展させていきたいという。
「カメラマンを招いてセッションを開いたり、キャンプ好きな人を集めてキャンプ道具をバッグに詰め込んでもらう体験会を開いたり、ミュージシャンを呼んで演奏してもらったり」と、その計画を伺っているだけでも今後の展開が非常に楽しみだ。
後藤さんは最後に、「カメラを知っている人でも知らない人でも、少しでも興味を持っていただけたらぜひお店にお越しください。この店を“交流の場“にしていきたいと思っているので、世間話でもいいので気軽にお声がけください。そして最終的にPeak Designの魅力を知っていただければ幸いです」と語ってくれた。店舗の中央がひらけた、他店ではなかなか見られない独特の内装スタイルは、その開放的な空気感をより演出してくれるように感じた。
Peak Designの製品をきっかけに、そこから人と人のつながりが生まれ、その輪が大きく育っていく場所。今後、“用品店”としての新しい在り方を示してくれる拠点になるのではないか、と今回の内覧を通して期待感が高まった次第だ。