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富士フイルム、GFXシリーズ用に80mm F1.7レンズを投入

35mm判換算63mm相当 防塵防滴耐低温仕様

富士フイルムは、GFXシリーズ用の交換レンズ「フジノンレンズ GF80mmF1.7 R WR」を2月下旬に発売する。希望小売価格は30万円(税別)。

焦点距離80mm(35mm判換算63mm相当)の単焦点レンズ。近い焦点距離のラインアップをみると、GF63mmF2.8 R WRとGF110mmF2 R LM WRがある。焦点距離では、これら2本の間をうめる1本ということになる。

レンズ構成は非球面レンズ1枚、スーパーEDレンズ2枚を含む9群12枚。球面収差をコントロールすることで、ピント面から背景にかけて滑らかなボケが得られる設計となっているとしており、被写体を立体的に表現できるという。

開放F値はF1.7と大口径に振った性能ながら全長99.2mm・質量795gを実現。携行性と実用性を両立させているという。GFX100SまたはGFX100と組み合わせた場合、-5.5EVの低照度下でのAFにも対応しているという。

GFX100Sに装着した状態

フォーカス駆動にはDCモーターを採用。非球面レンズを含めた6枚のフォーカス群を一度に動かすことで、収差変動を抑制しているという。

防塵・防滴・-10度の耐低温にも対応する構造だとしており、レンズ鏡筒10カ所にシーリング処理を施しているほか、レンズ最前面にはフッ素コーティングを施すことで、小雨や埃が舞う環境下でも安心して使用できるとしている。

本誌:宮澤孝周