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シグマ、金属素材で操作感にもこだわった「65mm F2 DG DN | C」

Lマウント/Eマウント用 簡易防塵防滴構造

株式会社シグマは、ミラーレスカメラ用交換レンズ「65mm F2 DG DN | Contemporary」を12月18日に発売する。希望小売価格は税別8万9,000円。Lマウント用、ソニーEマウント用を用意した。

"ミラーレスシステムに新たな価値観を提案する"という新レンズシリーズ「Iシリーズ」をスタート。高い光学性能と一眼レフ用では実現できなかったコンパクトさの両立、所有感を満たすことを目指した"プレミアムコンパクトプライム"として訴求する。

Iシリーズ第一弾のラインナップは次の4本。いずれも35mmフルサイズ対応で、Lマウント/ソニーEマウント用がある。
・24mm F3.5 DG DN | Contemporary(2021年1月22日発売)
・35mm F2 DG DN | Contemporary(12月18日発売)
・65mm F2 DG DN | Contemporary(12月18日発売)
・45mm F2.8 DG DN | Contemporary(発売済み)

本レンズは、古くより写真愛好家からの定評があり、映画撮影用レンズにも採用されるという65mmを採用。標準レンズより少しパースペクティブが抑えられ、様々な画作りへのアプローチを誘う焦点距離だという。口径食を抑制し、開放からキレのある描写と、開放F2の大きく美しいボケ味を存分に楽しめるとしている。

AFモーターには、静粛・高速で動画撮影にも適するというステッピングモーターを採用。絞りリングとフォーカスリングを持ち、DMFやAF+MFに対応する。

レンズ構成は9群12枚(非球面2枚、SLDガラス1枚を含む)、インナーフォーカス方式。SLDガラスで軸上色収差を補正し、非球面レンズ2枚は球面収差とコマ収差、非点収差の補正、レンズ構成全体の小型化に寄与しているという。絞り羽根は9枚(円形絞り)。最小絞りはF22。

最短撮影距離は55cm。最大撮影倍率は1:6.8。フィルターサイズは62mm。

最大径×長さは72×74.7mm。重量は405g(数値はいずれもLマウント用)。

Iシリーズ共通の仕様として、鏡筒には金属外装を採用。切削アルミニウムのパーツによる品位向上や、摺動部の構造体にも金属素材を用いたことで高い操作感を実現したという。また、フォーカスリングと絞りリングの間にあるカバーリングにはヘアライン加工を施し、レンズ着脱時の指掛かりとしても機能するという。

鏡筒は簡易防塵防滴構造。Lマウント用は別売の「SIGMA USB DOCK UD-11」(税別8,000円)に対応する。

通常のレンズキャップのほかに、フードLH656-01(単品税別1万円)とマグネット式のメタルレンズキャップLCF62-01M(単品税別1,750円)が付属する。

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本誌:鈴木誠