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望遠鏡スタイルのデジタルカメラ「PowerShot ZOOM」が11月に一般発売

キヤノンの新コンセプトカメラ 3段階のステップズーム採用

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、デジタルカメラ「PowerShot ZOOM」を2020年11月中旬に発売する。価格はオープン。同社公式オンラインショップでの販売価格は税別3万2,500円。

16時30分追記:記事初出時にオンラインショップ販売価格を税込で記載していましたが、正しくは税別だったため修正しました。

望遠鏡のように覗き込みながら“観る×撮る”を一体化したというデジタルカメラ。静止画と動画の撮影に対応する。焦点距離は35mm判換算で100mm、400mm、800mmの3種類(800mmはデジタルズーム)。ステップズーム式を採用している点が特徴で、日常のシーンからスポーツ観戦やバードウォッチングなど、幅広い用途で使用できるとして訴求している。クラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売(2020年9月)した際には、6時間50分ほどで予定していた1,000台を完売したという。

有効約1,210万画素の1/3型CMOSセンサーと画像処理エンジンDIGIC 8を搭載。AF機能を搭載しており、顔認識+追尾優先AFモードなどに対応するほか、コンティニュアスAF「する・しない」などの設定が可能としている。このほか、手ブレ補正も搭載している。

ファインダーは236万ドットの0.39型EVFを搭載している。

スマートフォンアプリ「Camera Connect」との連携で、無線接続による画像転送が可能。また、同アプリを使用してスマートフォンからのリモート撮影にも対応する。自分がカメラで見ている映像を、スマートフォンの画面を通して他者と“視点共有”できるのも楽しいポイントだとしている。

記録メディアはmicroSDカード。USB Type-Cの端子を搭載し、USB給電にも対応する。

外形寸法は103.2×33.4×50.8mm、メディアを含む重量は約145g。片手での操作に配慮したデザインだとしており、手ブレしにくく疲れづらい持ち方ができるとしている。

カラーはホワイトのみ。スポーツ観戦時に、どのチームカラーにも中立的なカラーとして設定したという。

本誌:宮本義朗