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ソニー、AFカップリング&絞り駆動レバー搭載のAマウントアダプター「LA-EA5」
円筒形状を採用 フル機能はα7R IVとα6600で
2020年9月2日 13:10
ソニーは、マウントアダプター「LA-EA5」を11月6日に発売する。希望小売価格は税別2万6,000円。なお、9月3日からソニーショールーム/ソニーストア銀座、ソニーストア名古屋、ソニーストア大阪で先行展示を実施するという(ソニーストア札幌、ソニーストア福岡天神は10月30日から)。
AマウントレンズをEマウントカメラに取り付けて使用するためのマウントアダプター。最新のEマウントボディのAF機能をAマウントレンズユーザーに提供することを目的として、テレコンバーターを除く全てのAマウントレンズに対応するとしている。
外観上では、でっぱりのない円筒形状にAF駆動ユニットと絞り駆動ユニットを収めているのが特徴。AFカップリングを持ち、α7R IVおよびα6600ではAFモーター非搭載のレンズもAF動作が可能だという。
また、カメラの像面位相差AFを使って、α6600(APS-C機)で最高約11コマ/秒、α7R IV(35mmフルサイズ機)で最高約10コマ/秒の高速連写が可能になるという(MF専用の135mm STFはMFのみ)。連写時もAF/AEに追随するが、AEは絞り値を1枚目で固定し、シャッタースピードもしくは感度の変更で追随するという。
SSM/SAM搭載レンズでは、既存の「LA-EA3」(2013年11月発売・2020年7月完了)と同様に、像面位相差AFや、対応ボディにおけるリアルタイム瞳AF(人物/動物)、リアルタイムトラッキングなどの被写体認識AFを使える。
各機能ごとの対応ボディについて(9月2日現在)
モーター(SSM/SAM)搭載レンズのAF
像面位相差AFを使えるのは、α7 II、α7R II、α7 III、α7R III、α7R IV、α7S III、α9、α9 II、α6100、α6300、α6400、α6500、α6600。
そのうちAF/AE追随の高速連写に対応するのは、α7R IV、α9、α9 II、α6600。連写速度はα6600が最高約11コマ/秒、α7R IV、α9、α9 IIが最高約10コマ/秒(レンズや撮影条件で低下する場合あり)。α7R IVは8月6日、α6600は9月以降にそれぞれ公開の最新ファームウェアを適用する必要がある。
モーター非搭載レンズ装着時のAF
上記の最新ファームウェアを適用したα7R IV、α6600のみ対応。現時点ではα7R IVとα6600を除く機種では、像面位相差AF、コントラストAFともに利用できず、LA-EA3と同じくMF専用になるという。
なお、LA-EA4(2013年11月発売の継続品。トランスルーセントミラー・テクノロジー搭載)を使えばα7R IVとα6600以外でもモーター非搭載レンズのAF動作は可能だが、この場合はカメラボディ側の像面位相差AFが使えないという。