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Map Camera、2020年5月の新品・中古デジカメ人気ランキングを発表

新品1位は2カ月連続で「FUJIFILM X-T4」 シルバーモデルも好調

シュッピン株式会社は6月15日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2020年5月1日~5月31日の新品・中古デジタルカメラ売上ランキングを発表した。

なお、同社では新型コロナウィルス感染拡大防止のため、4月11日から5月25日まで実店舗を臨時休業していた。従って、今回のランキングも4月と同様に、インターネット通販の販売台数が主な結果として反映されている。

新品デジカメ販売月間ランキング

FUJIFILM X-T4

1位:富士フイルム FUJIFILM X-T4
2位:シグマ SIGMA fp
3位:ソニー α7 III
4位:ソニー α6400
5位:ソニー α6600
6位:富士フイルム FUJIFILM X100V
7位:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
8位:キヤノン IXY 200
9位:リコー RICOH GR III
10位:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

富士フイルムのミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T4」が、4月に引き続き1位となった。5月21日に発売されたシルバーモデルの売れ行きも好調で、先行して発売されたブラックモデル(4月28日発売)とほぼ同数の売り上げを記録したという。

2位のシグマ「SIGMA fp」は、コンパクトなフルサイズ機として2019年10月に発売されたカメラ。同社によると、「昨今の外出自粛に伴い、インターネット上で使用される高画質なウェブカメラとして注目が集まり、需要が急速に上がった」という。

3位からは、「α7 III」「α6400」「α6600」と、ソニーのカメラが続いている状況。コンパクトデジタルカメラの2機種「IXY 200」「RICOH GR III」がともに8位でランクインした。

ミラーレスカメラが目立つランキングとなったが、一眼レフカメラ勢としては、「PENTAX KP」が13位で、「ニコン D780」が15位となった。2月のランキングではキヤノンのフラッグシップ一眼レフカメラEOS-1D X Mark IIIが新品1位を獲得していたことを受けて、 6月5日発売のニコンD6がどのようなランキングとなるのか、環境の変化をあげつつも、同社では期待をよせている、としている。

中古デジカメ販売月間ランキング

ソニー α7 III

1位:ソニー α7 III
2位:富士フイルム FUJIFILM X-T3
3位:ソニー α7R III
4位:ニコン D750
5位:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
6位:キヤノン EOS 5D Mark III
7位:富士フイルム FUJIFILM X100F
8位:富士フイルム FUJIFILM X-T2
8位:キヤノン EOS 6D
10位:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II

1位は、新品部門でもランクインしていたソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7 III」となった。同店では2018年3月の発売から、人気が衰えることなく売れ続けているという。

4位にはデジタル一眼レフカメラの「ニコン D750」。同カメラは2019年10月から中古部門ランキング入りをキープ。昨今ランキング入りの有無が安定しないという中古部門における一眼レフカメラにあって、同カメラは安定した売れ行きを続けているという。

以前は、ニコン、キヤノン、ソニーの製品が占めていたランキングも、最近は富士フイルムやオリンパスの製品が目立つようになってきたという。魅力的な新製品が登場すると中古部門でも目立った動きが出てくるようだ、と同社は推測している。

本誌:宮本義朗