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2つの単眼鏡に"シェア"できるPENTAX双眼鏡

「どこかのアイスみたいですね!」 片手操作の単眼鏡も

PENTAX VD 4x20 WP

リコーイメージング株式会社は、双眼鏡「PENTAX VD 4x20 WP」と単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」について、クラウドファンディングサイトのMakuakeで支援受け付けを開始した。受付期間は3月2日まで。

リコーイメージングのデザイナーであるTKO氏が、ユーザーとして双眼鏡を使っていたときに浮かんだアイデアを反映したという分離式双眼鏡。同氏はコアなファンを持つカスタムモデル「PENTAX KP J limited」を手がけたことで知られており、Makuakeのプロジェクトページに掲載されているムービーにも自ら出演し、商品を説明している。

各製品に施されたアルミ製の緑リングは、PENTAX交換レンズの緑リングと色を揃えているという。

分離式双眼鏡「PENTAX VD 4x20 WP」

分離したところ。YouTube動画「PENTAX VD 4x20 WP コンセプト紹介」より

双眼鏡、単眼鏡、スポッティングスコープとして使える"3way双眼鏡"としてアピールする製品。分離式双眼鏡は同社調べで世界初としている。税込2万9,250円の支援で双眼鏡本体と特製クリーニングクロスが手に入る。

コンサートなどで双眼鏡を他の人と共用する場合、それぞれが覗く際に目幅とピントを合わせ直す手間が発生する。その手間をなくすべく、双眼鏡の左右それぞれを単眼鏡として使える分離式とした。

製品紹介ムービーの中でTKO氏は、分離した単眼鏡をシェアする様子を「どこかのアイスみたいですね!」と表現している。

単眼鏡としての使用イメージ。最短50cmまで寄れる。

倍率は4倍。分離した状態で縦に連結すると、16倍のスポッティングスコープとして使えるというアイデアも盛り込まれている。

連結して16倍のスポッティングスコープに。三脚アダプターにも対応する。

単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」

ピント合わせを本体上部のシーソーのように操作できるレバーで行い、ワンハンドオペレーションが可能な点を特徴とする単眼鏡。税込1万5,120円の支援で単眼鏡本体と特製クリーニングクロスが手に入り、税込2万2,320円の支援でマクロスタンドとスマートフォンアダプター付きのアクセサリーセットが手に入る。

マクロスタンドは、内蔵クローズアップレンズにより18倍の顕微鏡として使えるというアクセサリー。LEDが内蔵されており、被写体を明るく観察できる。

スマートフォンアダプターは、単眼鏡にスマートフォンを固定し、望遠カメラもしくは顕微鏡カメラとして使えるアクセサリー。

本誌:鈴木誠