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キヤノン、2020年度「写真新世紀」の作品公募受付を開始

新人作家の登竜門として 5月20日まで受付

2019年度の優秀賞受賞者一同

キヤノン株式会社は、2020年度の写真新世紀・第43回の公募受付を3月18日より開始すると発表した。受付期間は5月20日まで。

写真新世紀は、同社が主催する新人写真家の発掘・育成・支援を目的とした文化支援プロジェクト。1991年の開始から数えて、本年で30年目を迎える。これまでの応募者総数は3万1,357名(組)にのぼるという。

新人写真家の登竜門としても知られており、受賞者は同社による受賞作品展の開催や受賞作品集の制作、ホームページでの情報発信などのサポートを受けることができる。

第43回となる本年の審査員は、写真家のポール・グラハム氏や瀧本幹也氏、安村崇氏、美術評論家の椹木野衣氏をはじめとした7名が務めることになる。

2019年度のグランプリ受賞作品『蟻のような』より
2019年度のグランプリ受賞者、中村智道氏

実施スケジュール

公募期間

3月18日(水)〜5月20日(水)
・郵送による応募:最終日17時00分必着
・オンラインによる応募:最終日23時59分(日本時間)まで

優秀賞選出審査会(6月)

優秀賞7名(組)、佳作14名(組)を選出

グランプリ選出(10月)

公開審査会にて優秀賞受賞者の中からグランプリ1名(組)を選出する

審査方法

・優秀賞選出審査会において、全ての応募作品の中から各審査員が優秀賞を1名(組)ずつ計7名(組)、佳作を2名(組)ずつ計14名(組)選出する
・グランプリは、10月に東京都写真美術館で開催する受賞作品展「写真新世紀展 2020」の期間中に行われる「グランプリ選出公開審査会」において、優秀賞受賞者7名(組)の中から1名(組)を選出する

発表方法

優秀賞、佳作受賞者には7月末日までに事務局より直接連絡がある。また、8月初旬までに写真新世紀Webページ上でも発表予定。

賞金・授与権利等

グランプリ

奨励金100万円
キヤノン製品(副賞)
次年度における個展開催権など

優秀賞・佳作

奨励金
本年度の受賞作品展への出展などの権利授与

応募資格(引用)

応募者の国籍、年齢、経験(プロ・アマチュア)は問いません
個人またはグループでの応募が可能です。
ただし、グループの場合は今後もグループでの活動を継続していくことが前提です。

応募条件(引用)

・過去にコンテストなどで入賞または入選したことのない、オリジナル作品に限ります。また、現在ほかのコンテストなどに応募し、まだ結果が判明していない作品は応募できません。
・第三者の権利(著作権、肖像権など)を侵害する作品は応募できません。
・応募者1名(組)につき1作品の応募とします。同一人物が個人とグループで重複して応募することはできません。
・作品形態、点数などの制限はありません。
・郵送による作品応募だけではなく、オンラインによるデジタル作品(静止画※1・動画※2)の応募も可能です。
※1 静止画データの容量は 1,000MB 以下かつ 100 枚以下とし、サイズは 1,200×1,600pixel 以上を推奨します。
また、ファイル形式はJPEG72dpi を推奨し、審査時の色空間はsRGB を基準とします。撮影機器は問いません。
※2 動画データの容量は1,000MB 以下、フォーマットは MP4とします。撮影機器は問いません。

応募費用

無料。郵送費用については応募者負担。

作品送付先

日本通運株式会社気付「写真新世紀」作品受付センター
143-0006 東京都大田区平和島2丁目1番1号 京浜トラックターミナル14号棟A棟1階

本誌:宮澤孝周