ニュース
シグマ、シネレンズ品質の40mm F1.4 DG HSM | Art
歪曲収差は1%以下
2018年9月27日 12:20
株式会社シグマは、ドイツで開催中のフォトキナ2018において「SIGMA 40mm F1.4 DG HSM |Art」の開発を発表した。対応マウントはシグマ用、ニコン用、キヤノン用、ソニーE用で展開する。発売日および価格は未定。ヨーロッパでは2018年11月に発売予定で、価格は未定であるものの1,000〜1,300ユーロを見込む。
画質優先のArtラインに属する1本で、焦点距離40mm、明るさはF1.4。
キャッチコピーに「SIGMA CINE LENSの視点をスチルでも」と掲げてられているように、光学系の設計は同社シネレンズの「40mm T1.5 FF」と同じ。シネレンズを開発する段階からArtラインへの転用が企図されていたという。
光学設計はシネレンズに要求される光学性能を満たすことが前提となっており、FLDガラス3枚とSLDガラス3枚を効果的に配置することで、軸上色収差と倍率色収差を極限まで補正したという。また、歪曲収差を1%以下に抑え、かつサジタルコマフレアも極限まで補正。画面周辺部まで高い光学特性を発揮。描写面では、ピント面では絞り開放からシャープに結像し、アウトフォーカス部のボケ描写とのコントラストにより被写体の立体感が際立つとしている。
各所にシーリングが施された防塵防滴構造を採用。レンズ最前面には撥水防汚コーティングが施される。
マウントコンバーターMC-11やSIGMA USB DOCKが使用できるほか、マウント交換サービスを受けることができる。