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富士フイルム、ハイブリッドインスタントカメラ第2弾チェキ「SQ20」
チェキで動きを表現 動画からの静止画切り出しも
2018年9月26日 14:17
富士フイルム株式会社は9月25日、チェキシリーズの新製品「instax SQUARE SQ20」を11月中旬に発売すると発表した。カラーはベージュとマットブラックの2色で展開。価格はオープン。店頭予想価格は税込2万4,300円前後の見込み。
本製品はチェキプリンターを内蔵するデジタルカメラ。同社ではハイブリッドインスタントカメラと呼ぶ。スクエアフォーマットを採用しており、フィルムは「instax SQUARE Flim」を使用する。
チェキらしい撮ったその場でプリントできる特徴に加え、本体内でプリント出力前の画像編集・加工が可能。
同様の製品としては、2017年5月に発売された「instax SQUARE SQ10」がある。
SQ10では、1/4型CMOSイメージセンサーと3型の液晶モニターを搭載。レンズの焦点距離は28.5mm相当で絞りはF2.4、最短撮影距離は10cmだった。
本製品では、1/5型CMOSイメージセンサーと2.7型の液晶モニターを搭載。レンズの焦点距離は33.4mm(35mm判換算)と、望遠寄りにシフトした。なお、最短撮影距離は10cmでSQ10と同じ。
これまでのチェキになかった機能として、初めてズーム(デジタル4倍)を取り入れている。
最大15秒間の動画を撮影できる「モーションモード」を搭載。この動画からプリントする場面を選ぶことができる「フレームグラブ」機能を用いることで、これまで捉えることが難しかった動きのある被写体にも対応できるようになった。動画撮影時でもフィルター効果を適用して編集・加工を楽しむことができる。
「モーションモード」の「残像フィルター」を使うと、スローシャッターで撮影したかのような被写体のブレ表現が可能に。「時間差撮影」モードでは、動く被写体が4分割された画面に時間差で表示され、その状態をワンシャッターでチェキフィルムに記録できる。
主な仕様
撮像素子
1/5型CMOS
撮影画像
1,920×1,920ピクセル
ズーム
デジタル4倍
焦点距離
33.4mm(35mm判換算)
絞り
F2.4
最短撮影距離
10cm〜
シャッタースピード
1/7500〜1/2秒(自動切替)
バルブ:最大10秒
ISO感度
ISO 100〜ISO 1600(自動切替)
背面モニター
2.7型(約23万ドット)
記録メディア・記録可能枚数
microSD/microSDHCカード、内蔵メモリー
バッテリー
リチウムイオン電池(内蔵型、取り外し不可)
外形寸法
119×127×50mm(突起部除く)
重量
390g(本体のみ)
440g(フィルムパック、バッテリー含む)