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【フォトキナ】富士フイルム「GFX 50R」「instax SQUARE SQ20」実機レポート
1億画素GFXや新GF/XFレンズのモックアップ写真も掲載
2018年9月29日 18:03
GFX 50R
約44×33mmフォーマットの中判ミラーレスカメラ。既存モデル「GFX 50S」と同等の画質、スピード、撮影枚数、動画記録といった基本仕様を継承しつつ、X-E3を大きくしたような馴染みのあるスタイルで「スナップ撮影で快適に使える中判カメラ」として訴求する。
日本でも11月にボディ単体で税別56万5,000円前後で発売予定。小型軽量に加えGFX 50Sより10〜15万円ほど手頃な価格は、約44×33mmという大きなフォーマットを身近に感じさせる。スナップ向けとしては、カメラに引っかかりがなく、軽量で縦横に素早く構えられる点が好ましい。
着脱式EVFの省略、背面モニターの動く方向を3ウェイから2ウェイにする、ファインダー倍率を50Sの0.85倍から0.777倍に抑えるなど、ボディの内部構造を見直して795gに軽量化している。GFX 50SはEVF装着時で920gだった。
背面はカーソルを省略し、シンプルな操作部配置となった。X-E3から継承するタッチパネル上での4方向フリックFnを採用している。記録メディアはSDデュアルスロット。Wi-Fi/Bluetooth通信機能も搭載した。USB端子はType-C。
EVFと背面モニターは独立で色味を調節可能。35mmクロップモードも搭載。
同社はレンジファインダースタイルに思い入れがあるといい、Xシリーズの最初のモデルもレンジファインダーカメラ風スタイルの「X100」だった。それがいよいよGFXにも展開されたという位置づけ。
外観はシンプルなスタイリングで存在感と親しみやすさを表現しつつ、レンズが重めのシステムとして、グリップ部は凸量を抑えながら確実に持てる断面形状を研究したという。
1億画素のGFXを予告
1億画素の「GFX」には、像面位相差AFの搭載が予告されている。AF高速化によりスポーツ撮影に挑戦するフォトグラファーが出てくることにも期待しているという。また、GFX 50Sに寄せられた「これで4K動画が撮れたら最高」の声に対して、4K/30p記録を実現した。
ボディ内手ブレ補正の搭載はカメラのサイズ感に跳ね返るため、例えばAPS-CでもX-T3には非搭載。それでも、ミラーレスカメラの機動性を手持ち撮影で活かしてほしいとして搭載が決まった。
GFX 100 MEGAPIXELSのサイズと重量は、一眼レフカメラのフラッグシップ機と同等レベルを目指すという。本体のスタイリングには、ダイナミックさや、均整の取れた引き締まったイメージを託す。
instax SQUARE SQ20
デジタルで撮影し、本体内のプリンターでinstax SQUAREフィルムに出力する“ハイブリッドインスタントカメラ”。2017年5月発売の「SQ10」に続くモデル。日本では11月中旬に税込2万4,300円前後で発売。
動画記録を活かしたフレーム選択機能「モーションモード」や、動きを残像や時間差の4分割として表現するモードなど、より遊び心あるのプリントを得られるようになった。