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ケンコー・トキナー、一眼レフ用交換レンズ「opera 50mm F1.4 FF」

デジタルに最適化された標準単焦点 EFとFマウントで

opera 50mm F1.4 FF ニコンF(左)、opera 50mm F1.4 FF キヤノンEF(右)

株式会社ケンコー・トキナーは9月21日、交換レンズ「opera 50mm F1.4 FF」の発売を発表した。キヤノンEF、ニコンFマウントの2マウントで展開する。発売時期と希望小売価格は10月下旬、税別13万8,000円。

35mm判フルサイズ撮像素子を搭載するデジタル一眼レフカメラに最適化して開発された標準焦点域の単焦点レンズ。CP+2018に参考出品されていたレンズで、今夏の発売を予定していた。

光学設計やコーティング、電装等で最新の技術が用いられており、新世代高性能標準レンズの第1弾として位置付けられている製品。

コーティングには、低反射特性のあるELR(Extremely Low Reflection)を採用。新たな多層膜コーティングも加えて施されており、これら2種類の異なるコーティングによって従来のコーティングを超える低反射特性を実現したという。

なお、同社ではレンズの描写力を高めるためにoperaシリーズ以降のレンズで、レンズの焦点距離・特性に合わせた新コーティングを採用していくとしている。

絞り羽根は9枚で、円形絞りを採用。F1.4〜F2.0付近で、ほぼ円形になる設計となっているという。

また、防塵・防滴構造を採用。マウント部のゴムシーリングの他に、鏡筒内にもシーリングを施すことで、より水滴や埃がレンズ内部に入りづらい構造とした。

この他、駆動部には超音波モーターを搭載。フォーカス駆動はインターナルフォーカスが採用されている。また、フォーカスリングの回転方向も各純正レンズと同じ回転方向で合わせている。

レンズ構成は9群15枚(ガラスモールド非球面レンズ1枚、異常低分散ガラス3枚を含む)。絞り羽根は9枚。最短撮影距離は0.4m。マクロの最大倍率は0.18倍。フィルター径は72mm。

最大径×全長は80×107.5mm。重量は約950g。レンズフード(BH-726)が付属する。

本誌:宮澤孝周