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70-200mm並みに軽量化 ニコンの新500mm超望遠レンズ
4段分のVRも
2018年8月23日 15:39
株式会社ニコンは、超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」を9月14日に発売する。手ブレ補正機構と小型軽量設計により、500mmの超望遠レンズながら、手持ちでの撮影が可能な点をアピールする。
メーカー希望小売価格は50万6,000円(税別)。
6月に開発発表をしていた製品。従来、3kg以上になる500mmレンズを、PF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズの採用で小型・軽量化。70-200mm F2.8クラスと同等の1.46kgにまで抑えたという。
PFレンズとは、ニコンが開発した光の回折現象を利用して色収差を補正するレンズ。その強力な色消し効果がレンズの薄肉化や比重の小さなガラスの使用につながり、レンズ全体の軽量化が可能になったという。
補正効果4.0段分の手ブレ補正機構「VR」も搭載。動きの変化が激しい被写体でもファインダー像が安定する「SPORT」モードも利用できる。
レンズ前面にはフッ素コートを採用。屋外でも安心して撮影が可能という。
テレコンバーター「AF-S TELECONVERTER TC-14E III」を装着しての撮影にも対応する。
主な仕様
焦点距離
500mm
最大口径比
1:5.6
レンズ構成
11群19枚(EDレンズ3枚、PF(位相フレネル)レンズ1枚)
手ブレ補正効果
4.0段分
外形寸法
106mm(最大径)×237mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量
約1,460g