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ニコン、小型軽量な500mm超望遠レンズを開発発表

位相フレネルレンズ採用の「500mm f/5.6E PF ED VR」

株式会社ニコンは6月14日、交換レンズ「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」の開発を進めていると発表した。PF(位相フレネル)レンズを採用することで、小型・軽量化を図る。

発売時期・価格は未定。

発売済みの「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」(2015年1月発売)に続き、PF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズを採用することで小型・軽量化を図る。

PFレンズは、PF素子をガラスレンズと組み合わせたもの。高い色収差補正能力を持つことから、一般的なガラスレンズだけの製品より、軽量化や薄肉化が期待できる。

ニコンではPFレンズをAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRで初めて採用。従来の300mm f/4レンズに対し、約42%減の質量約545gを実現した。

東京オリンピック開催の2020年を間近に控え、超望遠レンズなどの撮影機材の進化が注目される。

(参考画像)PFレンズの採用で小型・軽量化を実現したAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR。2015年の発売時、品薄になるほどの人気を博した。(開発発表のレンズとは異なります)

本誌:折本幸治