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ロモグラフィー、フロント交換式レンズ「Neptune Convertible Art Lens System」

35/50/80mmのセット キヤノンEF、ニコンF、ペンタックスKマウント

株式会社ロモジャパンは、クラウドファンディングサイト「MotionGallery」において、レンズセット「Lomography Neptune Convertible Art Lens System」(ロモグラフィー ネプチューン コンバーティブル アート レンズ システム)のプロジェクトを5月17日に開始した。プロジェクトの終了は6月13日23時59分。目標金額は100万円だが、すでに達成している。

Lomography Neptune Convertible Art Lens Systemは、3種類のフロントレンズを付け替え可能なレンズセット。チャールズ・シュヴァリエが1840年に発明した「Convertible Lens」をもとに、現代の技術で改良したという。

レンズベース(カメラ本体と接続する機構)とフロントレンズ(バヨネット式)が分離でき、フロントレンズの交換によって、使用レンズのタイプを変更できるのが特徴。

レンズベースの対応マウントとして、キヤノンEFマウント、ニコンFマウント、ペンタックスKマウントを用意する。また、カラーバリエーションとしてブラックとシルバーの2色を用意した。

なお、Lomography Neptune Convertible Art Lens Systemが手に入る最安の出資額は、EFマウントとFマウントで6万円。Kマウントは7万6,000円となる。

パッケージに含まれるのは、焦点距離が35mm、50mm、80mmの3種類のフロントレンズと、レンズベースとフロントレンズの間に挟み込んで絞りの形を変えられるスペシャル絞りプレート、レンズベース。

各レンズは、マルチコートガラスレンズを採用し、1つ1つハンドメイドで製造されている。また、F値で区切るのではなく、調節リングを回し瞳の虹彩のように自由に絞りを調整できる「虹彩絞りシステム」によって繊細な描写を実現したという。

最短撮影距離は、35mmの「Thalassa(タラッサ):f/3.5 / 35mm」が0.25m、50mmの「Despina(デスピナ):f/2.8 / 50mm」が0.4m、80mmの「Proteus(プロテウス):f/4.0 / 80mm」が0.8m。画角は、35mmが63度、50mmが46度、80mmが30度。

レンズ構成は、レンズベースが3群3枚、3種のフロントレンズはいずれも4群4枚。フィルター径は全て52mm。

Thalassa(タラッサ):f/3.5 / 35mm
Despina(デスピナ):f/2.8 / 50mm
Proteus(プロテウス):f/4.0 / 80mm
装着例
スペシャル絞りプレート

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。