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その名も「フライングカメラ」 DJIの折り畳んで運べるドローン

スマートフォンからの直接操縦にも対応 上位モデル譲りの障害物検知も

DJIは、折り畳んで持ち運べるパーソナルドローン「Mavic Pro」を発表。Apple Storeなどで11月初旬に販売が開始されるほか、DJIの直販ページではすでに注文が可能。

税込での希望小売価格は11万9,800円。直販ページでも同じ価格で販売している。バッテリー2台、予備のプロペラ、充電ハブ、アダプター、シガーソケットチャージャー、ショルダーバッグを含む「Mavic Proフライモアコンボ」は15万5,800円(税別)。

Phantomシリーズよりさらに小型化したコンシューマー向けモデルで、DJIでは「フライングカメラ」と呼称している。小型化した上でさらに折り畳むことが可能。可搬性に優れる点をアピールする。

折り畳んだ時の外形寸法は83×198×83mm。重量は743g。

9月29日に都内で行われた発表会では、DJI JAPAN株式会社の呉韜氏が登壇。開口一番、小型軽量でかつ高性能な点に触れた。

撮影用カメラのスペックは、1,200万画素、4,000×3,000。DNG形式でのRAW記録も対応している。静止画の撮影感度はISO100〜1600。

レンズは28mm相当F2.2。

動画記録は4K/30fps、または1080p/96fps。

ジンバルは3軸タイプ。DJI史上最も小型という。2秒間の長時間露光を実現するとしている。

専用のコントローラーに加え、スマートフォンやタブレットから直接操縦するモードも搭載された。飛行できる最長距離は80mに制限されるものの、コントローラーを別途用意せずとも手軽に操作できるのが売り。

ちなみに専用コントローラーの最長距離は、電波法最大仕様の7km。Mavic Pro本体の最大転送距離は4km。

自動追跡や障害物回避など、Phantom 4に実装されているセンシング関連の機能も引き続き搭載されている。

加えて、ジェスチャーを認識するとスタートするセルフタイマー撮影機能を機能を搭載。海外で先行して行われているという、ドローンによる自分撮りを意識した機能になっている。

一定の高度を維持する高さ自動制御も新機能。カメラセンサーは5基搭載。

トライポッド(三脚)モードと名づけられた撮影モードもある。これは、通常よりゆっくり動作するモード。屋内や洞窟内など、複雑な撮影環境での利用を想定している。

飛行可能時間は27分。最高速度は65km/h(スポーツモード)。

DJIとして初のHMD「DJI Goggle」も用意される予定。飛行中のFPV(一人称視点)映像を見ることが可能だ。価格などは未定となっている。