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コシナ、ULTRA WIDE-HELIAR 12mmF5.6Aspherical IIIを正式発表
Eマウントを8月に、VMマウントを9月に発売 フルサイズ対応の超広角レンズ
2016年7月20日 13:38
コシナは7月19日、フォクトレンダーブランドの交換レンズ「ULTRA WIDE-HELIAR 12mmF5.6Aspherical III E-Mount」を8月に、「ULTRA WIDE-HELIAR 12mmF5.6Aspherical III VM」を9月に発売すると発表した。希望小売価格はソニーEマウント用が税別13万5,000円、VMマウントが同11万5,000円。
CP+2016で参考出品していた製品。いずれも35mmフルサイズセンサーに対応した超広角のMF単焦点レンズ。
それぞれ、対応するデジタルカメラに最適化したという設計となっており、画面周辺部まで解像力を保つほか、色被りなどの現象も抑制したとする。また歪曲収差の排除にも努めたとしている。
Eマウント用は電子接点を備え、Exif情報の反映、5軸手ブレ補正機能(対応ボディのみ)、フォーカス拡大機能、レンズ補正選択に対応する。
VMマウントはライカMマウント互換で、距離計連動が可能。
レンズ構成は非球面レンズ1枚を含む10群12枚。絞り羽根は10枚。最短撮影距離はEマウント用が0.3m、VMマウントが0.5m(同社製マウントアダプターでミラーレスカメラに装着した場合。距離計の最短連動距離は0.7m)。
共に絞りリングを搭載する。Eマウント用のみ絞りリングのクリックの有りと無しを切り替え可能。フィルターは装着不可。フードは組み込み。
最大径×全長はEマウント用が67.4×68.3mm、VMマウント用が64.8×58.4mm。重量はEマウント用が350g、VMマウントが283g。
ULTRA WIDE-HELIAR 12mmF5.6Asphericalシリーズは、2000年にLマウント用を発売して以来、VMマウント版で距離計連動のII型になり、デジタル対応のIII型になった。同社Eマウントレンズは3本目。