岡嶋和幸の「あとで買う」

1,720点目:光沢紙もきれいに読み込めるブックスキャナー

CZUR「ET24 Pro」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

CZUR「ET24 Pro」

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愛用のフラットベッドスキャナーはA4対応なので、それ以上のサイズはデジタルカメラで複写しています。

カメラマンとして駆け出しのころはイラストなど反射原稿をカラーポジフィルムで複写する仕事もありましたが(例えば学研の雑誌『ムー』など)、現在はイラストは最初からデジタルデータだったりするので、そういう依頼はなくなりました。

絵画などは今でも複写したりするのでしょうが、私の作品もプリントが完成形なので、特にフィルム写真の場合は広報宣伝用に撮ることがあります。ただ1、2枚のためにセッティングするのは面倒なのでスキャナーでちゃちゃっと済ませたいところですが、本日紹介するような製品があると解決できそうです。

A3まで読み取れるので(私の作品は大四切がほとんど)、撮影や執筆を担当した雑誌など紙媒体のデジタルデータ化にも活用できます。厚みのある本にも対応できて、スキャンスピードは1枚1秒。

58点目や301点目で紹介した書画カメラよりも高画素で、しかも真上から照らすトップライトに加え、斜め45°から照らすサイドライトを搭載しているのがポイント。光沢紙の反射を低減できるので、オンライン講座などのプリント講評でも活用できるでしょう。

販売価格は9万5,500円前後。オンライン講座に限らず、今月の「作品プリントワークショップ」や、来月からの「写真表現講座」でもぜひ使ってみたいです。

1967年福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集『ディングル』『風と土』のほか著書多数。写真展も数多く開催している。日本写真協会(PSJ)、日本作例写真家協会(JSPA)会員。カメラグランプリ選考委員。