岡嶋和幸の「あとで買う」
1,631点目:気軽に持ち歩ける高倍率ルーペが欲しい
ニコン「宝石鑑定用ルーペ 10x」
2025年10月17日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
ニコン「宝石鑑定用ルーペ 10x」
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デジタル写真生活でルーペの出番はそれほど多くありませんが、フィルム写真ではいろいろな場面で必要になります。フィルムやベタ焼き(コンタクトプリント)を見るときはペンタックス、大判カメラのピント合わせではシュナイダーのルーペを愛用しています。
暗室の引き伸ばしのときのピント合わせは、237点目でも紹介した「PEAK」というブランドのルーペです。
スポッティングなど細かい作業を行うときはメガネ型のものと、仕事場のあちこちにルーペがあるのですが、老眼が進行し、外出先で小さいものがよく見えなくて困るケースが増えました。そのようなときなスマートフォンのカメラを拡大鏡代わりに使うのですが、十分に寄れなかったりなど万能とは言えません。
それなりに大きくて重いし使い勝手も今ひとつなので、気軽に携行できるルーペを探していたところ、ひと目ぼれしたのが本日の製品です。
かなり小さくて、重さはたったの15g。レンズは光学ガラス3枚貼り合わせのトリプレット。解像性能に優れ、歪曲収差も良好に補正されているそうです。販売価格は6,480円前後です。