岡嶋和幸の「あとで買う」

237点目:写真のセレクトで長年愛用しているルーペ

東海産業「PEAK ルーペ10× 1961」

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

東海産業「PEAK ルーペ10× 1961」

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デジタル写真をやるようになって出番は少なくなりましたが、現像したフィルムやベタ焼き(コンタクトプリント)を見たりセレクトするときに必要なのがルーペです。大判カメラで撮影するときのピント合わせでも欠かせないアイテムです。デジタル写真でも、インデックスプリントでセレクトを行うときに使用しています。

用途に応じて複数のルーペを使い分けているのですが、販売価格が1,400円前後と手ごろなこの製品が一番のお気に入り。でも床に落下させて破損したり、引き出しに収納しているはずなのに行方不明になったりします。現在の愛用しているものが何代目なのかもう分かりませんが、小ぶりで手に馴染みやすく使いやすいためこの先も買い続けるでしょう。

フィルム写真の引き伸ばしの際のピント合わせでもPEAKのルーペを使っています。東海産業の製品は暗室作業でもなくてはならない存在なのです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。