岡嶋和幸の「あとで買う」

1,627点目:写真展のDMやZINEなどの印象を良くしたい

尾沢早飛『デザインは写真が9割 “写真”に着目した新しいデザイン書』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

尾沢早飛『デザインは写真が9割 “写真”に着目した新しいデザイン書』

本日はデザインの本です。写真の扱い方に着目した内容ということで興味を持ちました。写真活動をしていると、写真展のDM(案内ハガキ)、写真集やZINEなどの小冊子といった紙媒体において、デザイナーさんと一緒に作り上げることがあります。

それらの制作は専門知識や経験などが必要となるため、その道のプロに依頼するケースがほとんどです。近年はパソコンソフトやオンラインの印刷サービスなどを利用すれば、自分でも比較的簡単に作ることができます。

でも作れだけでは目的を果たすには不十分で、残念なクオリティーのものをSNSなどでよく目にします。デザイナー向けですが、こちらの本で少しは勉強したほうが良いのでは? デザイン会社や印刷会社に依頼するときも、自分のイメージを伝えるなどやり取りが必要なので、全部お任せにするのも良いのですが、自分でデザインしなくてもいろいろ知っておいたほうが良いと考えます。

販売価格は2,310円で、Kindle版もあります。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。