岡嶋和幸の「あとで買う」

1,608点目:ファインダー像が見やすくなるアイカップ

Kiorafoto「延長型アイカップ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Kiorafoto「延長型アイカップ」

ファインダーのない背面モニターだけのデジタルカメラもありますが、個人的にはあまり得意ではありません。これをあまり言うと老害認定されるようですが、ミラーレスカメラに変えてからはさらにその依存度は高まっています。

背面モニターはいつも裏返しの状態で、何をするにもEVFを覗きながら行います。メニュー操作や画像再生のときはカメラを下に向けたりしないと、レンズの先の人が撮られていると勘違いするなどトラブルの原因になるので要注意です。

カメラにあれこれ余計なものを取り付けるのは好きではないのですが、1,595点目でL型プレートを紹介したりしているので説得力はなさそうです。

それならばと次に狙っているのがアイカップです。撮影するときにメガネはかけませんが、しっかり接眼してファインダー像を覗きたいタイプです。例えばキヤノンのEOS R1、EOS R3、EOS R5 Mark IIは大型のアイカップが純正アクセサリーとして別売されていますが、EOS R6 Mark IIなどはありません。

視線入力機能を搭載していないからなのかもしれませんが、外光入射の影響の抑制など視認性を改善する効果が得られるはず。そこで見つけたのが本日の製品です。いろいろな機種に対応したアイカップがラインアップされていて、販売価格はEOS R6 Mark II対応のものが2,699円前後です。

ネジを外して標準装備のものと交換しなくてはなりませんが、1度試してみようかな。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。