岡嶋和幸の「あとで買う」

1,415点目:新インクでプリントの品質と堅牢性が向上

キヤノン「imagePROGRAF PRO-G2」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

キヤノン「imagePROGRAF PRO-G2」

本日は発売になったばかりのA3ノビ対応の顔料プリンターです。このクラスのプリンターは5年毎にモデルチェンジしている感じで、インクジェット複合機からのステップアップや、旧機種からの買い替えを検討している人にとって待望のリリースと言えるでしょう。

染料プリンターの「PIXUS PRO-S1 Mark II」も同時に発売されたので、染料と顔料のどちらにするか頭を悩ませている人もいるはず。迷ったときは両方買うのが正解です。販売価格はPRO-G2が8万2,000円前後、PRO-S1 Mark IIが7万7,000円前後。

PRO-G2とPRO-S1 Mark IIをどのように使い分けるかなど、プリンターやプリントについて何か分からないことがあれば、私が解説を担当しているキヤノンのサイト「あなたの写真が変わるプリント講座」をぜひ参考にしてください。レッスンも追加され、さらに内容が充実しています。それでも分からないことは私に直接質問していただければ丁寧にお答えします。

PROシリーズを実際に使いながら実践的に学べる講座「作品プリントワークショップ」でお待ちしております。デジタルカメラマガジンのプリント連載でも、従来機PRO-G1との違いなどPRO-G2の実力を検証する予定です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。