岡嶋和幸の「あとで買う」

1,414点目:簡単に着脱できて使い勝手の良いストラップ

ピークデザイン「スライド ライト」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ピークデザイン「スライド ライト」

デジカメ Watchの週刊アンケートの「カメラストラップはメーカー純正派?」の結果はサードパーティー派が7割近い結果でした。私もサードパーティー派で、近年はピークデザインの「リーシュ」がメインです。

その日の服装や気分などに応じて複数の色を使い分けています。でもちょっと細めなので、大きめのカメラやレンズとの組み合わせだと少し頼りなく感じます。太めのストラップは見た目があまり好きではないのですが、先月「スライド ライト」を購入しました。

338点目でニコンダイレクトのオリジナル製品を紹介しましたが、そちらではありません。通常バージョンで、昨年追加された新色「コヨーテ」です。販売価格は1万2,320円前後。1本のストラップを複数のカメラで共有できるのが魅力なのに、幅や色違いでどんどん増えていっています。でも簡単に着脱できるので、カメラをバッグや防湿庫に収納するときはすっきりできて便利です。

作例写真の撮影などで使用するメーカーからの貸出機にはもちろん純正ストラップが付属されていますが、それを取り付け、返却時に取り外すのは面倒です。普通はストラップをそう頻繁に着脱することはありませんからちょっと特殊です。

でもピークデザインのストラップはアンカーを取り付けるだけ。複数台のカメラを携行して作例撮影するときも、同時に使わなければストラップは1本で済みます。カメラを三脚に固定して撮影するとき、ストラップが邪魔になったり、風で揺れることがあるのでこのストラップは本当に便利です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。