岡嶋和幸の「あとで買う」

1,341点目:薄くて軽い広色域の有機ELペンタブレット

ワコム「Wacom Movink」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ワコム「Wacom Movink」

今年最後に紹介するのは、ワコム初の有機ELペンタブレット「Wacom Movink」(ワコム ムービンク)です。液晶ペンタブレットは、最近だと1,236点目でXPPenの製品を紹介しましたが、こちらは厚さ4〜6.6mm、重さ420gと薄くて軽い13.3型の製品です。Adobe RGBカバー率95%という広色域も魅力です。

そのほか解像度はフルHDで、最大表示色は10億7374万色、コントラスト比は10万:1というスペック。別売ソフト「Wacom Color Manager」でのハードウェアキャリブレーションにも対応しています。RAW現像やフォトレタッチなど画像編集でぜひ使ってみたいです。

販売価格は11万8,800円前後です。別売ですが、専用のスタンドやケースなどアクセサリーも充実しています。

今年も1年、毎日お付き合いいただきありがとうございました。

明日からも毎日よろしくお願いします。よいお年をお迎えください。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。