岡嶋和幸の「あとで買う」

834点目:愛用フィルターがマグネット式になるアダプター

Kase「マグネティックフィルターアダプター」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Kase「マグネティックフィルターアダプター」

マグネットで素早く着脱できるレンズフィルターが人気です。クルクル回すのが面倒、着脱に時間がかかるといった円形フィルターでの不満解消に効果的です。でも現在愛用している非マグネット式のレンズフィルターがまだまだ使えるから、便利なのは分かっていてもすぐには買い替えられないという人もいるでしょう。

今回紹介するのは、非マグネット式のレンズフィルターをマグネット式に変換できるシステムです。レンズに装着するマグネットベース(A)、フィルターに装着するマグネットリング(B)、レンズまたはフィルターに装着するマグネットジョイント(C)の3つのアダプターを組み合わせて使用します。

フィルター径は67mm、72mm、77mm、82mmが選べます。67mm径の販売価格はいずれも2,800円前後で、A+BまたはB+Cの2点セットは5,000円前後、A+B+Cの3点セットは7,500円前後です。複数の種類やサイズのレンズフィルターを所有している人は、それらをすべてのレンズで使えるようにするとそれなりの出費となりそうです。ご利用は計画的にといったところでしょうか。「マグネティック レンズキャップ」もラインアップされています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。