岡嶋和幸の「あとで買う」

585点目:服を着せるように三脚の機能性をアップ

エツミ「トライポンチョ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

エツミ「トライポンチョ」

今回は、クラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売していたアウトドアブランド「CAM DE CAM」の製品です。パラフィン加工が施されたキャンバス生地(帆布)で、服を着せるように三脚に装着すると、3面の収納スペースを作り出すことができます。それぞれの面に大中小のポケットや、いろいろな物が掛けられるループがあり、撮影やキャンプなどで役立ちます。販売価格は9,900円前後で、色はアーミーグリーンとラベンダーグレーが選べます。

ブレを抑えたり小物入れにもなる三脚用のアクセサリーとしては、291点目でも紹介したストーンバッグがありますが、この製品の方が収納力もあり機能的です。ただ風が強いときは逆にブレて三脚としての役割を果たせなくなりそうです。個人的には撮影ではなく、室内で5点目113点目で紹介したPCテーブルを装着したときに使ってみたいと思いました。雑誌などいろいろな物を収納することで、デスク周りをすっきりできます。三脚をそのまま置くより、インテリアとしてのグレードアップも図れそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。