岡嶋和幸の「あとで買う」

404点目:最新号のテーマはストリートフォトグラフィー

ミツバチワークス「GENIC」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ミツバチワークス「GENIC」

昨日発売の「GENIC」のVol.63のテーマは「Street Photography 物語の流れる道の上で」。以前から気になっている写真雑誌なのですが、写真家の横木安良夫さんがSNSで「今の時代、紙の写真雑誌は貴重だ。応援したい」と書かれていて最新号の発売を知りました。目次を見たら横木さんの初期の作品「あの日の彼 あの日の彼女 1967-1975」も紹介されているようなので即購入。でもまだ手元に届いていません。販売価格は1,650円です。

特集1は「街の被写体、それぞれの視点」、特集2は「すばらしきドラマな路上」、特集3は「World Street Photography」、特集4は「わが街の道の上で」と、国内外の街で写真を撮ることが多い私にとって魅力的な内容です。たくさんの写真家の個性的な作品を見ていろいろ勉強できそうです。

「GENIC」のバックナンバーはどの号も刺激的で、Vol.56「“好き”を撮る」、Vol.57「100人の旅という表現」、Vol.58「おいしい写真」、Vol.59「だから、人を撮る」、Vol.60「とある私の日常写真」、Vol.61「伝わる写真」など、近年は特に興味深いテーマが続いています。最新号をまだ読んでいないのに次号も楽しみにしています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。