岡嶋和幸の「あとで買う」

403点目:繰り返し使えるコンパクトな除湿機

スリーアール「カルカラ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

スリーアール「カルカラ」

コンセントに差して中の乾燥剤をリフレッシュできる除湿ユニットは31点目で紹介した製品を愛用していますが、今回はもう少し大型のものになります。ペットボトルサイズで、狭めの収納スペースなどに設置できます。

カメラやレンズは防湿庫に収納していて、撮影アクセサリーなど小物類は前述の除湿ユニットと一緒に密閉ケースに入れてあるのですが、メンテナンスを含め行き届かないのがカメラバッグです。私の環境ではカビの発生率が一番高いため、乾燥剤をバッグの中に入れるほか、収納スペースに使い捨ての湿気取りを置いています。しかしこの製品なら、専用のドライスタンドに立てて乾燥させることで何度でも繰り返し使えます。

湿気取りの交換同様、乾燥剤を定期的にリフレッシュさせる必要がありますが、のぞき窓で状態を確認できるので、バッグを出し入れするときに見る習慣を付けることにします。バッグはクローゼットで保管していて、この製品もS字フックで一緒に吊り下げられるので目が届きやすいです。販売価格は6,000円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。