岡嶋和幸の「あとで買う」

366点目:さまざまな切り口で写真の魅力に迫る雑誌

アマナ「IMA Vol.37」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

アマナ「IMA Vol.37」

ゴールデンウィークに読みたい本ということで、次はこちらを選んでみました。2012年の創刊号から愛読している写真雑誌です。「写真をゆっくり読む雑誌」がコンセプトの季刊誌でいつも楽しみにしているのですが、昨年発売のVol.35から年2回、4月と10月の発行となっています。それでも毎号いろいろ勉強になるので購読を続けています。掲載されている写真は刺激的で、インタビューやエッセーも読み応えがあります。

最新号が4月29日に発売になりました。特集は「自然と環境をめぐる写真家の声」ということで環境問題などがテーマです。販売価格は3,300円です。アーティゾン美術館(東京・京橋)で展覧会「写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策」が開催中(https://www.artizon.museum/exhibition/detail/539)ですが、それに関連した両氏の対談が個人的には一番興味ありです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。